大学別の大学中退率の傾向

大学別の大学中退率の傾向のアイキャッチ画像大学中退率に関してのデータは、大学にとって非常にデリケートな情報ですので、中々公表されていないという現状があります。

しかし、「大学の実力」という本では、業界のタブーを打ち破って、非常に多くの大学の大学中退率が公表されています。(大学の実力内では中退率を退学率として、大学4年間の間に退学した人の割合が示されています)

ここでは、大学中退率の特徴などを考察していこうと思います。

大学中退率は国公立が低く、私立大学が高い

大学中退率は、国公立が低く私立大学が高いという傾向があります。

国公立は、試験科目数が多かったり、レベルがある程度高いという事で、大学への志望度が高い人が集まっているので中退率が低くなっているのだと思われます。

一方、私立大学は試験科目数が少なかったり、偏差値が低い大学も多く、目標を持って大学に入学する人以外でも入学しやすい環境があるために中退率が高くなっているのだと思われます。

以下、2012年5月の集計結果です。

大学名 学部 大学中退率(%)
東京大学(国立) 経済学部 0.3
京都大学(国立) 経済学部 0.8
大阪府立大学(公立) 経済学部 3.6
名古屋市立大学(公立) 経済学部 0.2
慶応義塾大学(私立) 経済学部 2.8
明治大学(私立) 経済学部 3.4
法政大学(私立) 経済学部 3.5

今回、取り上げたのはどれもレベルの高い大学ばかりですが、 その中でも私立の方が中退率が高くなる傾向は見られます。

試験科目数が少ない私立大学へは、直前の追い込みだけでも入学できたという話はよく聞きますが、国公立のように試験科目数が多い大学ではあまり聞きません。

高校時代から、計画をしっかり立てて、大学を目指している人の定着率の高さがあらわれているのかもしれません。

偏差値の高い大学は中退率が低く、偏差値が低いと中退率は高い

これは一般的な感覚としてもあると思いますが、やはりデータ上も偏差値と大学中退率は相関関係があるようです。

大学名 学部 偏差値 大学中退率(%)
慶應義塾大学 経済学部 68 2.8
上智大学 経済学部 65 4.2
青山学院大学 経済学部 60 3.7
武蔵大学 経済学部 57 5.6
専修大学 経済学部 53 5.3
東京経済大学 経済学部 50 9.5
帝京大学 経済学部 49 13.1

偏差値50前後以上のレベルの高い大学に絞っても、やはり偏差値の高さに連動して、中退率が動いている事が分かります。

偏差値が50以下の大学になってくると、中退率が10%を超えてくる大学が増えてきて、大学や学部によっては20%を超える所もあります。

偏差値の高さに中退率が連動するのも、やはり目的意識の高さと関係があるのかもしれません。

まとめ

ここまで一部の大学に限った情報ですが、大学中退率について見てきました。

一般的な傾向を見てきましたが、偏差値に連動せずに大学中退率が低い大学があるのも事実です。

そういった大学がどういった対策を行っているのかを調べて、他大学も取り入れていく努力が必要なのだと思います。

学生側にとっては、偏差値などの情報に加えて、こういった大学中退率の情報は非常に重要だと思います。

しかし、今回、レベルの高い一部の大学の情報に限った理由も、大学にとって非常にデリケートな情報ですので、あまり悪影響を大学に与えてはいけないという配慮があります。

中々個人や企業が公表するのは難しい、こういった情報を国が積極的に調査して開示していく事は、学生だけでなく、大学にとっても良い影響が出るのではないでしょうか。

  • twitterのソーシャルボタン
  • lineのソーシャルボタン
  • hatenaのソーシャルボタン
  • pocketのソーシャルボタン

同一カテゴリーのページ

上に戻る

大学中退就職ガイドトップページへ戻る

今日は

上に
戻る