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大学中退後は、公務員にも就職できる!

最終更新日:2020年9月24日

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大学中退後に就職活動をするなら、民間の企業だけでなく公務員も検討してみましょう。

公務員になるためには、公務員試験という科目数が多く、難関な試験をクリアしなければなりませんが、中卒や高卒といった学歴の人でも試験を受けられるので大学中退者にも門戸が開かれています

ここでは、

  • 大学中退者が公務員になるとどんなメリットやデメリットがあるか
  • 公務員試験の種類や難易度
  • 大学中退者が目指しやすい公務員試験

など、公務員就職を考えている大学中退者に役立つ情報を詳しく解説していきます。

1. 大学中退者も公務員に就職できる理由

1-1. 公務員試験の受験資格は年齢制限だけのものが多い

公務員に興味はあるものの、

「自分は公務員試験の受験資格を満たしていないのでは?」

と思っている人がいるかもしれません。

しかし、公務員の種類や職種によって違いはあるものの、公務員試験の受験資格は年齢制限だけのものが多いので、大学中退者でも多くの試験を受験できます。

試験のレベルを示すために

  • 「高卒程度」
  • 「大卒程度」

という表記がされているのですが、これはあくまで試験の難易度や受験者に要求する能力の目安を表しているだけです。

受験資格に「学歴」が明記された試験以外であれば、高卒の人が「大卒程度の試験」を受験することも可能です。

ですので、大学中退者の最終学歴は「高卒」ですが、大学中退者も大卒程度の試験を受験することができます

年齢制限は30歳前後を条件としていることが多いですが、40歳まで受けられる職種や自治体もあるので、自治体のホームページなどで自分に合った試験を探してみて下さい。

1-2. ブランク期間や大学中退学歴の評価が民間企業よりやさしい

民間企業では、大学中退という学歴や、ニートやフリーターをしていたブランク期間をあまり良く思わない傾向があり、大学中退者は就職活動で苦労することもあります。

一方で、公務員には公務員法という法律があり、その法律の「平等の取り扱い」という項目によって、学歴の低さやブランク期間の長さなどで差別をしてはいけないことが定められています。

そのため、学歴やブランク期間が原因で書類審査が通らないということは無く、筆記試験結果と面接で公平に評価してもらえます。

そもそも公務員試験の応募者には、勉強のためにブランク期間ができてしまっている人も多いので、多少のブランク期間があっても特段目立つことはありません。

また、以前は筆記試験の結果が重視されていましたが、近年は面接での人柄を重視する傾向があるので、難易度の高い公務員試験も受けてみる価値は大いにあります。

2. 大学中退者が公務員を目指すメリット・デメリット

ここまでで、大学中退者も公務員に就職できることを分かっていただけたと思います。

ここでは、大学中退者が公務員に就職するとどんなメリット・デメリットがあるかを解説していきます。

2-1. 大学中退者が公務員を目指すメリット

福利厚生が充実している
公務員の福利厚生が充実しているのはよく知られていますが、特に様々なライフイベントで取得できる休暇が充実しています。

例えば、女性が産休・育休を取得できるのはもちろん、男性も育休を取得しやすい職場づくりを推進しており、男女ともに子育てしやすい職場環境です。

他にも、毎年夏には夏季休暇、親族の介護が必要なときには介護休暇が取得できるなど、定年まで働きやすい休暇制度が整っています。

また、自宅から職場まで遠くて通えない場合は住宅手当、扶養家族ができた場合は扶養手当など、基本給以外の手当も充実しているので、転勤や結婚などで環境が変わった時も安定した生活を送ることができます。
リストラや倒産の心配がない
公務員は国が行っている事業なので、倒産やリストラの心配がありません

また、給与が景気に左右されにくいので、定年まで安定した給与を貰うことができます。

こうした点から社会的信頼が厚く、住宅ローンなどの審査が通りやすいというメリットもあります。
高卒と大卒の仕事内容が同じ
民間企業では、同じ企業に就職しても高卒と大卒で仕事内容が違う場合があり、入社後に学歴コンプレックスを感じてしまう大学中退者もいます。

一方公務員であれば、同じ公務員試験に合格していれば高卒も大卒も同じ仕事内容で働くことができます。

また、公務員の初任給は学歴ではなく年齢で決められているので、同じ年齢であれば高卒も大卒と同じ初任給が貰えます。
年功序列で確実に給料が上がっていく
公務員は基本的に年功序列制で、長く務めるほど給料が上がっていくので、年齢が上がり出費が増えても安定した生活を送ることができます。

2-2. 大学中退者が公務員を目指すデメリット

公務員の面接試験でも「大学中退理由」について質問される
民間企業でも公務員試験でも、面接では必ずと言って良いほど「大学中退理由」について質問されます。

この質問は大学中退を責めているのではなく、「中退に至った経緯」や「中退に対する考え方」などから、応募者の人となりを知ろうとしています。

この質問に対して例えば「授業についていけなかったから」など、本人の努力不足と捉えられる回答をしてしまうと、「仕事でも努力できないのではないか」とマイナスな印象を持たれてしまいます

「経済的理由」などやむを得ない事情でない限り、マイナス要素はできるだけ伏せて、「中退を反省して仕事では努力したい」というような前向きな姿勢を見せるのが得策です。

より詳しい回答例は以下を参考にしてみて下さい。

就職面接での、大学中退理由と志望動機の伝え方と回答例文20選の画像就職面接での、大学中退理由と志望動機の伝え方と回答例文20選
公務員専門学校に通うお金が必要になる
公務員専門学校に行かずに公務員になった人ももちろんいますが、出題範囲が広く問題も難しいので、効率よく勉強するために専門学校に行く人が多いです。

学校に行くと、同じ目標を持った仲間ができるので、モチベーションアップに繋がります。

また、面接対策など、就職活動に慣れていない大学中退者にとって心強いサポートも充実しています。

しかし、公務員専門学校に通うためには学費がかかってしまうので、可能であれば、大学で使う予定だった学費を専門学校に回してもらうようお願いしてみてはいかがでしょうか。
合格できないとブランクができてしまう
公務員試験は出題範囲が広いので、最低でも半年、平均1年程度、毎日みっちり勉強をする必要があると言われています。

万が一合格できなくても、年齢制限までは何度でも無料でチャレンジすることができますが、何年もの勉強期間を経て結局合格できなかったとなってしまうと、勉強期間がブランクとなってしまうので注意が必要です。

いくら公務員になるための勉強期間だったとはいえ、長いブランク期間ができてしまうと民間企業への就職が困難になってしまいます。
個人の実績に伴う昇給がほとんどない
公務員は年功序列で確実に給料が上がっていく半面、仕事で成果を挙げることによる昇給はほとんどありません

年功序列制で大幅に昇給するのは40歳前後のことが多く、地方公務員などの事務職は特に、初任給をはじめ若い頃の給料は高くはありません

また、40歳頃までは高卒も大卒も関係なく、一定の年齢になれば同じように昇進できますが、40歳以降になると高卒では出世しにくい職場が多いです。

若い頃は学歴による仕事の差はほとんどありませんが、40代以降になると学歴の壁を感じてしまうかもしれません。

民間企業への就職活動も考えよう

公務員は給料や休日が安定しているなど、長く働ける制度が整っています。

しかし、1年程度の勉強期間が必要なことや、万が一合格できなかった場合ブランクができてしまうなど、大学中退者が目指すにはリスクがあるのも事実です。

「絶対に公務員になる!」という強い気持ちがない場合は、民間企業への就職がおすすめです。

民間企業への就職活動方法やおすすめ職種については、以下の記事で紹介しているので、こちらを参考にしてみてください。

3. 国家公務員・地方公務員の違い

公務員について詳しく知ろうのアイキャッチ画像

これ以降では、公務員にはどのような種類があるのか、どのような職種があるのか、公務員の給与や試験内容の詳しい情報について解説していきます。

公務員として働く自分が想像できるように、公務員がどのようなものなのかを知りましょう。

公務員とつくものには、「国際公務員」「国家公務員」「地方公務員」があります。

国際公務員は、国連や世界保健機関(WHO)、ユニセフなどに勤務している職員のことです。

応募資格はとても厳しく、英語、またはフランス語が堪能なことに加えて、原則として修士号以上の学位が必要なので、大学中退学歴のままでは応募できない職種です。

一般的にいわれる公務員とは、「国家公務員」と「地方公務員」のことを指します。

3-1. 国家公務員

国家公務員は、財務省や法務省などの省庁や、裁判所、国会などに所属している公務員のことです。

国家公務員にも種類があり、主に「総合職」「一般職」「専門職」「公安職」の4つに分類されています。

総合職
将来の幹部候補として採用され、昇進のスピードも早いです。

活躍の場は国内だけに留まらず、海外規模で大きな仕事をするチャンスもあります。

生涯年収が高く人気のある試験なので、一番難易度が高く、大卒以上でなければ受験できません
一般行政職
各省庁や出先機関などで主に事務処理など行う仕事で、受験資格は高卒以上です。
専門職
金融機関の検査を行う「財務専門官」、御所・御用地などで皇族を警護する「皇宮護衛官」など、特定の専門分野で活躍します。

専門職は職種によって受験資格が異なり、高卒以上であれば受験できる職種や、採用後に学校で知識や技術を学んだり、業務に関する研修があったりと、学生時代の単位や知識、資格は必要とされない職種もあります。 
公安職
公安職は、国家公務員にも地方公務員にもありますが、どちらに合格するかで職種が異なります。

国家公務員の公安職には以下の職種があります。

法務教官、刑務官、海上保安官、皇宮護衛官、入国警備官、公安調査官、検察事務官など

3-2. 地方公務員

地方公務員は、地方自治体に勤務している公務員のことです。

地方公務員の職種は様々で、県庁、役所、専門職、公安職などに分類されています。

公安職以外の地方公務員試験は、「初級」「中級」「上級」の3つに分類されていて、どの試験に合格するかで仕事内容や昇進できるスピードが異なります。

地方公務員「初級」
役所や学校、警察署などで、資料作成やデータ処理などの事務作業から、電話や窓口での接客業務までこなします

警察事務では、遺失物や拾得物の対応や、犯罪に関する統計データ作成など、警察特有の仕事も行います。

行政職、事務職などと言われ、様々な職場にある職種なので採用者が多く、公務員を代表する職種です。

大学中退者もたくさん働いています。
地方公務員「中級」
地方中級公務員は、主に3つの職種に分類されています。

〈一般行政職〉

初級と同じように、役所や学校、警察署などでの事務、接客業務を行いますが、初級より昇進のスピードが早いと言われています。

〈資格免許公務員〉

公的な資格や免許が必要な職種です。 

公務員試験を受験するためには、学校の単位や専門的な知識、技術を持っている必要があります。

医療や福祉、教育など、日常生活の中で活躍できる分野が幅広くあるのですが、大学中退者から目指すには難しい職種です。

  資格免許公務員には、看護師、栄養士、教員、保育士、司書などの職業があります。 

〈技術職〉

専門的な知識や技術を活かして、業務を行います。 

細かく分けられた各分野の採用試験が行われるので、大学などで事前に知識がある人の方が優位な場合もあります。 

採用後は、採用試験に応じた職場に配属されます。

  技術職には、木職、建築職、電気・電子職、農業・農学職などの仕事があり、土木職は、技術系の中で採用数が多い職種です。
地方公務員「上級」
都道府県と政令指定都市(人口50万人以上の都市のうち、都道府県と同等の行政処理能力があるとされる都市)で勤務します。

将来の幹部候補として採用されますが、幹部になるためには様々な経験が求められるので、若い頃は「初級」や「中級」と同じ仕事をします

将来的には「初級」「中級」ではなれない役職につくことができ、40歳頃から大きく昇給すると言われています。
公安職
地方公務員の公安職のほとんどが警察官と消防官です。

知名度の高い職種が多く、職務上、受験資格に身体基準が決められています。

どの試験にも「高卒程度」や「大卒程度」と記載されていますが、上記でもお伝えしたように試験のレベルを表しているので、大学中退者もどの試験にもチャレンジすることができます

平成29年度の人事院発表によると、
  • 国家公務員 約58万3千人
  • 地方公務員 約274万4千人
となっていて、公務員の約8割が地方公務員です。(※2)

(※2)人事院「給与勧告の仕組みと本年の勧告のポイント」平成29年8月

3-3. 国家公務員にも地方公務員にも、特別職と一般職がある

国家公務員も地方公務員も、「特別職」と「一般職」に分けられています。

特別職と一般職の違いを見てみましょう。

<特別職>

特別職は、主に、選挙や議会の決議、任命などの特別な手続きによって選ばれる職です。

国や自治体の代表者として重要な役割を果たしています。

また、裁判官や裁判所職員、防衛庁職員のように、命に係る重責な任務がある職種も特別職に含まれています。

特別職は、他の公務員と違って、国家公務員法、または地方公務員法が適用されません

【国家公務員の特別職】
内閣総理大臣、国務大臣、大公使、国会職員、裁判官・裁判所職員、防衛庁職員など
【地方公務員の特別職】
都道府県知事・副知事、市町村長・副市長村長、議員、行政委員会の委員など

<一般職>

特別職以外の公務員がすべて一般職になります。

公務員試験に合格して、省庁や国の関連機関、地方自治体などに採用される必要があります。

試験は、職務内容や試験のレベルによって、細かく分かれています。

3-4. 平均月収と平均年収

平均月収と平均年収のアイキャッチ画像

就職活動での気になるポイントに給与があります。

公務員の給与は、

  • 安定している
  • 民間企業に比べて高い
  • 手当がたくさんついている

と、たくさんもらっているイメージがあり、こういった理由で公務員を目指している大学中退者も多いです。

では、実際に公務員はいくらもらっているのか、民間企業と給与をくらべてみましょう。

☆平均月収(平成28年)
国家公務員(一般行政職) 41万984円(※3)

地方公務員(一般行政職) 36万5,549円(※3)

民間企業(産業全体)   33万3,700円(※4)
☆平均年収(平成28年)
国家公務員(一般行政職) 667万4,380円(※3)

地方公務員(一般行政職) 592万1,893円(※3)

民間企業(産業全体)   489万9,000円(※4)

公務員は年功序列で年齢とともに給与が上がっていくので、若い頃はさほど高くありませんが、全年齢を平均すると、地方・国家いずれも公務員の方が企業よりも給与が高いことがわかります

地方公務員の職種は幅広く、職種や地域手当、役職によって給与に差がでますが、

  • 景気に左右されない
  • 手当が厚い
  • 残業代がきちんと支払われる
  • 勤続年数で昇給する
  • 未払いはない

といった安定性があることから、公務員の給与は恵まれています

(※3)マイナビ「公務員の給料&年収はどれくらい?地方公務員・国家公務員の年収の差は?」2018年4月3日

(※4)東洋経済ONLINE「最新版!『月額給料が高い業界』ランキング」2017年9月28日

3-5. 公務員試験の内容

公務員試験は、国家公務員か地方公務員か、また職種や自治体、受験する年度によっても異なるので、あくまで目安ですが、参考にしてみて下さい。

〈地方公務員試験〉

地方公務員試験では、まず以下のような筆記試験による一次試験が行われます。

  • 一般教養科目試験(数学・英文読解・現代文・日本史・世界史・政治経済・科学・生物など)
  • 公務員試験特有の問題(図形やグラフからデータを分析する問題・判断推理・数的推理など)

加えて、自治体によっては論文試験や適性検査(性格検査)が行われることもあります。

どの地方公務員の試験を受けるかによって難易度は異なりますが、幅広い範囲から出題されるので、相当な勉強時間が必要です。

しかし、高卒程度の地方公務員試験「初級」「中級」は難問ではないので、参考書の内容を一通り覚えることができれば合格できる内容です。

地方公務員試験「上級」では、憲法などの専門分野も出題されるため難易度が高く、国家公務員の一般職試験と同等程度の難しさと言われています。

一次試験に合格すると、個人面接や集団討論による二次試験が行われます。

近年は、以前よりも人柄や対人スキルが重視されているので、きちんと対策をして面接に臨みましょう。

〈国家公務員〉

国家公務員試験は、地方公務員の筆記試験の内容に加えて、職種ごとの専門科目が出題されることが多いです。

高校では習わないような内容も多いので、大学でその専門分野を専攻していなかった場合は、独学では難しいかもしれません。

4. 大学中退者も合格しやすい公務員試験

大学中退者からでも合格しやすい公務員試験のアイキャッチ画像

これ以降では、大学中退者からでも合格しやすい公務員試験について紹介していきます。

受験程度が「高卒程度」、または「短大卒程度」のものなので、大学受験を経験した大学中退者にとっては、十分狙えるレベルです。

しかし、油断は禁物。

自治体よっては、競争率や試験の難易度が高いので、公務員試験の対策は、手を抜かずにしっかりしておきましょう。

※国家公務員の試験実地状況については、人事院「国家公務員試験採用情報NAVI」を参考にしています。

※「倍率」は、申込者数と最終合格者数を元に算出している場合、実際の倍率より高くなっていることもあります。

出典:人事院「国家公務員試験採用情報NAVI

4-1. 地方公務員採用試験(初級)

難易度★★

地方公務員採用試験(初級)は、地方自治体で勤務する初級係員になるための採用試験です。

配属先は幅広くありますが、庶務や総務、経理といった事務系の部署に配属されることが多く、主に定型仕事や窓口業務などを行います。

地域住民から身近に感じてもらえる業務なのでやりがいはありますが、昇進の早さや役職の高さには上限があるので、ある程度の出世までしか望めないケースが多いです。

採用試験は、

  • 試験程度は高卒程度
  • 受験資格に『大学卒業(見込み)者を除く』自治体がある

などの理由から、大学中退者が挑戦しやすい公務員試験です。

しかし、多くの権限を持っている都道府県や政令指定都市、特別区のような自治体と、権限に制限が多い地方の自治体とでは、

  • 試験程度を区分していない
  • 試験を実施しない年がある
  • 受験資格に、住所や通勤範囲、資格などの要件を設けている
  • 体力検査がある
  • 第五次試験まである

など、同じ公務員試験でも、自治体によって試験の実施形態が異なっています。

受験したい自治体の情報を、事前に入手しておくことが得策です。

☆平成29年度試験実施状況

東京都職員Ⅲ類(高卒程度)の場合

試験区分:事務、土木、建築、機械、電気

受験者:1,259人(内 女性413人)

最終合格者:166人(内 女性46人)

倍率:7.6倍

初任給:約17万3,500円

東京都「東京都職員採用

4-2. 地方公務員採用試験(中級)

難易度★★~★★★

地方公務員採用試験(中級)は、地方自治体で勤務する中級係員になるための採用試験です。

主に、定型事務を行いますが、行政の企画や実施に関わることもあり、自治体の中堅幹部候補として採用されます。

中級試験は、大学中退者でも受験できる一般事務や警察事務、学校事務のほかに、司書や栄養士、技師などの資格や免許が必要な区分での募集が多いです。

試験程度は短大・専門学校卒業程度ですが、合格者は大卒の人が多いので、大学中退者はしっかり準備をしておく必要があります。

また、自治体によっては、中級試験は、

  • 実施していない
  • 年度によって実地する
  • 必要な区分のみで実施する

という場合が多いので、事前に確認しておきましょう。

☆平成29年度試験実地状況

千葉県職員(中級)の場合

試験区分:一般行政、警察事務、土木、市町村立学校事務

第一次受験者:693人(内 女性260人)

最終合格者:90人(内 女性41人)

倍率:7.7倍

初任給:17万9,523円

千葉県「職員採用

4-3. 国家公務員採用一般職試験(高卒者試験) 

難易度★★★

国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)は、国政に関わる事務や技術的業務を行う初級係員になるための採用試験です。

受験程度が高卒程度なので、大学中退者も受験しやすい国家公務員試験です。

採用後は、事務系の場合は、省庁や出先機関の庶務や総務などに配属されることが多く、デスクワークを中心とした事務や窓口業務を行います。

技術系の場合は、受験した区分の分野に配属されて、各分野で専門性のある業務を行います。

国家総合職や国家一般職(大卒程度)の補助的業務なので、同じ国家公務員でもそれらとは待遇や昇進、仕事の立ち位置では大きな差がありますが、円滑に業務が進むための重要な役割を担っています。

☆平成29年度試験実地状況

試験区分:事務、技術、農業土木、林業

申込者:13,958人(内 女性4,545人)

最終合格者:2,690人(内 女性962人)

倍率:5.2倍

初任給:14万6,100円

4-4. 国家公務員採用一般職試験(社会試験(係員級))

難易度★★★

国家一般職には、40歳未満の人であれば受験可能な「社会人試験(係員級)」もあります。

年齢制限で公務員試験をあきらめかけている大学中退者にとっては、チャレンジできる試験です。

ただし、採用人数が少なく倍率が高くなる傾向があるので、試験程度が高卒程度であっても注意が必要です。

☆平成29年度試験実地状況

試験区分:技術、農業土木

申込者:449人(内 女性69人)

最終合格者:18人(内 女性1人)

倍率:24.9倍

初任給:高卒後、30歳で採用の場合 16万~21万6,000円 ※採用前の経歴による

※受験資格や受験内容などは、各機関で情報を確認してください

5. 合格率は10%未満!超難関な公務員試験

合格率は10%未満!超難関な公務員試験のアイキャッチ画像

ここからは、合格率が10%未満の超難関な公務員試験を紹介しています。

試験程度は大卒程度ですが、院卒者や高学歴の受験者が多く、採用されるまでに学歴も重視されます。

その分、採用されれば、将来性が高い公務員になれる、一発逆転の公務員試験です。

※国家公務員の試験実地状況については、人事院「国家公務員試験採用情報NAVI」を参考にしています。

※「倍率」は、申込者数と最終合格者数を元に算出している場合、実際の倍率より高くなっていることもあります。

出典:人事院「国家公務員採用情報NAVI

5-1. 地方公務員採用試験(上級)

難易度★★★★~★★★★★

地方公務員試験(上級)は、地方自治体で勤務する上級係員になるための採用試験です。

行政の企画から実施までの、幅広い業務をこなしていき、将来は、自治体幹部を目指せます

試験程度は大卒程度ですが、

  • 地方公務員の中では最も難度が高い
  • 国家総合職や国家一般職と併願する人が多い

などの理由から、大学中退者にとってはかなり難関な公務員試験と言えるでしょう。

試験区分でいうと、行政の採用人数は多いのですが、技術系は採用人数が少なかったり、実施されないこともあり、さらに難関です。

地方上級試験の難易度は、国家一般職(大卒程度)と同等、または人気の都道府県に勤務する場合ならそれ以上とも言われています。

☆平成29年度試験実地状況

東京都職員Ⅰ類B[一般方式](大卒程度)の場合 ※免許・資格が必要な区分も含む

試験区分:行政、土木、建築、機械、電気、環境検査など

受験者:4,897人(内 女性1,790人)

最終合格者:898人(内 女性357人)

倍率:5.5倍

初任給:21万7,400円

東京都「東京都職員採用

5-2. 国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)

難易度★★★★

国家公務員採用一般職試験(大卒者程度試験)は、本庁や出先機関で定型的な事務を行う、中級係員になるための試験です。

一流大学出身の受験者が多いので、公務員試験の中でも超難関な試験の一つです。

最終試験に合格しても、

  • 最終合格者を成績順に並べた『採用候補者名簿』
  • 希望する府省を訪問して面接を行う『官庁訪問』

など、採用までには学歴を問われるプロセスがあるので、大学中退者にとってはかなり難しい試験となります。

最初に配属された分野内での移動が多いので、特定の業務での専門性が高くなる人が少なくありません。

将来は、国政に係る中堅幹部や専門家として活躍することが期待されています。

☆平成29年度試験実地状況

試験区分:行政、電気・電子・情報、機械、土木、建築、物理、化学、農学、農業農村工学、林学

申込者:35,142人(内 女性12,391人)

最終合格者:7,205人(内 女性2,435人)

倍率:4.9倍

初任給:行政職員 21万5,040円、研究職員 22万920円、警察官など24万

9,600円 ※平成30年度東京都特別区内に勤務の場合

5-3. 国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)

難易度★★★★★

国家公務員採用試験総合職試験(大卒程度試験)は、「キャリア」と言われるエリート官僚になるための試験です。

主に中央省庁に配属されて、国家レベルの政策や調査、研究を、高度な知識と技術で行います。

難関大学出身者のトップクラスの人でも、公務員の専門学校や予備校に通うといった対策をしている人が少なくありません。

また、採用に至るまでに学歴を重視されるので、制度上は大学中退者も受験可能ですが、採用される可能性はかなり厳しいです。

公務員の上級職を目指している人の中でも、絶対に受からないけれど受験するといった「記念受験」も多い、最高難度クラスの公務員試験です。

☆平成29年度試験実地状況 ※教養区分を除く

試験区分:政治・国際、法律、経済、人間科学、工学、数理科学・物理・地球科学、化学・生物・薬学、農業科学・水産、農業農村工学、森林・自然環境

申込者:18,121人(内 女性6,591人)

最終合格者:1,254人(内 女性331人)

倍率:14.5倍

初任給:行政職員22万440円、研究職員24万2,880円、警察官など25万3,200万 ※平成30年度東京特別区内に勤務の場合

※受験資格や受験内容などは、各機関で情報を確認してください。

6. 大学中退者におススメの公務員の職種

ここからは、大学中退者におススメの公務員の職種を紹介します。

ここで紹介している職種は、公務員の中でも知名度が高い職種なので、働く姿がイメージしやすく、多くの大学中退者も活躍しています。

仕事をするためには、専門的な知識や技術が必要とされますが、採用後に学校や研修で身につけていくので、事前の知識や資格はもちろん、大学時代の単位も必要ありません

試験内容や給与についても詳しく紹介していますので、大学中退者も気になる職種をチェックしてみてください。

※国家公務員の試験実地状況については、人事院「国家公務員試験採用情報NAVI」を参考にしています。

※「倍率」は、申込者数と最終合格者数を元に算出している場合、実際の倍率より高くなっていることもあります。

出典:人事院「国家公務員採用情報NAVI

6-1. 警察官

難易度★★~★★★

警察官のアイキャッチ画像

警察官は、公安系の公務員の中で最も有名な職種です。

市民の安全と社会の秩序を守るために、犯罪予防や犯人検挙、交通の取り締まりなどを行います。

警察官は、地方公務員と国家公務員に分けることができ、次のような違いがあります。

☆地方公務員の警察官
都道府県ごと(東京都は警視庁)に実地される警察官採用試験で採用されて、階級が警視以下の人

ただし、階級が警視正以上になると国家公務員になります。

出世のスピードは遅く、役職の上限がありますが、私たちに最も身近な存在です。

交番勤務や白バイ、鑑識などを行う警察官がこれにあたります。
☆国家公務員の警察官
国家総合職と国家一般職の試験で警察庁採用になる人と、都道府県警察に勤務する警視正以上の人

国家公務員試験で採用される警察官は、最初から立ち位置が高いうえに出世のスピードも早い、警察組織の上層部です。

国家公務員試験で採用される警察官の割合は、全体のごくわずかです。

そのため、地方公務員の警察官が、大学中退者におススメの職種と言えるでしょう。

都道府県ごとに行われる採用試験では、年齢制限に加えて、身長や体重、視力などの身体要件が細かく決められています。

二次試験では体力検査や適性検査も行われ、職務上必要な体力と倫理観が問われます。

大きな自治体では採用者が多く、平成29年度の警視庁の場合だと、

  • 男性 Ⅰ類 1,260人、Ⅲ類 440人
  • 女性 Ⅰ類  200人、Ⅲ類 100人

合計2,000人もの採用が予定されています。

また、警視庁や神奈川県警、大阪府警などでは、年に2、3回、試験が行われるので、1年以内に再チャレンジすることもできます。  

試験区分は、

  • Ⅰ類(大卒程度)・Ⅱ類(短大卒程度)・Ⅲ類(高卒程度)

警視庁、埼玉県

  • 警察官A(大卒程度)・警察官B(高卒程度)

北海道、神奈川県、愛知県、大阪府、福岡県ほか

などに分けられていますので、大学中退者は「Ⅲ類」、または「警察官B」の

高卒程度を受験すると良いでしょう。

採用後は、警察学校で共同生活を送りながら、

  • 警察官AやⅠ類区分採用者は6か月
  • 警察官BやⅢ類区分採用者は10か月

の研修を受けて、警察署に配属されます。

試験程度に関係なく巡査として、主に交番勤務からスタートします。

☆平成28年度試験実施状況

警視庁Ⅲ類(高卒程度)男性の場合

受験者:2,559人

合格者:451人

倍率:5.7倍

初任給:21万2,700円

警視庁「平成30年度警視庁採用サイト

6-2. 消防官

難易度★★~★★★

消防官のアイキャッチ画像

消防官は、知名度の高い公安系の地方公務員です。

消防本部や消防署に勤務して、消火活動や人命救助、火災の原因調査、建築物の立ち入り検査などを行います。

消防官の中には、「小さい頃から憧れていた」「社会に貢献したかった」といった理由で目指した人も多く、ヒーローのイメージが強い職種です。

採用試験は市町村ごとに実施されますが、東京都は一部を除いて東京消防庁で実施されます。

試験区分を大卒程度と高卒程度に分けているところが多く、

  • Ⅰ類(大卒程度)・Ⅱ類(短大卒程度)・Ⅲ類(高卒程度)

東京消防庁

  • 消防吏員A(大卒程度)・消防吏員B(高卒程度)

大阪市、福岡市

などの呼び方で区分しているところもあります。

大学中退者は、「高卒程度」「Ⅲ類」「消防吏員B」の試験区分を選ぶと、合格しやすくなるでしょう。

職務上、身長や体重、視力などの身体要件が設けられていて、体力検査も行われます。

体力検査は自治体によって内容が異なっていますが、1㎞走や20mシャトルラン、上体起こし、腕立て伏せ、握力など、たくさんの検査が実施されます。

仕事がら体力面がとても重視されるので、試験勉強とともに日頃からトレーニングをして体力をつけておくと良いでしょう。

採用試験は自治体ごとに違っていて、

  • 試験区分を分けていない
  • 欠員がある時だけ採用試験を行う
  • 女性の採用人数がかなり少ない

といった場合もありますので、各自治体の採用情報は事前に確認しておきましょう。

採用後は、全寮制の消防学校で6か月間、座学や訓練の初任基礎教育を受けて、消防署に配属されます。

その後、消防署で約6か月間の実務教育を受けて課題の研究発表を行えば、消防学校卒業となります。

☆平成29年度試験実施状況

東京消防庁 消防官Ⅲ類(高卒程度)の場合

一次受験者:6,912人

最終合格者:346人

倍率:20倍

初任給:21万2,700円

東京消防庁「平成30年度消防官募集

6-3. 刑務官

難易度★★

刑務官のアイキャッチ画像

刑務官は、国家公務員の公安職です。

法務省の職員として刑務所や拘置所などに勤務し、被収容者の職業訓練や日常生活の指導、施設の警備などを行います。

採用数はわずかですが、40歳未満の人を採用する社会人枠もあります。

試験程度は高卒程度で、試験区分は、

  • 男性は、「刑務A」・「刑務A(武道)」
  • 女性は、「刑務B」・「刑務B(武道)」

に分けています。

武道区分では、柔道や剣道の実技試験が行われ、採用されるとその技能を活かして、施設の保安警備などにあたります。

刑務官の採用試験を受けるには、身長や体重、四股の運動機能についての身体要件があり、身体検査と体力検査(武道は除く)も行われます。

平成29年度の採用予定数は、刑務A区分の中でも、

  • 関東甲信越静 約105名
  • 四国、沖縄   約10名

と、地域によってかなりの差があります。

また、武道や社会人経験では、「若干名」の採用予定数は珍しくありません。

どの区分や地域を選ぶのかによって採用の結果が大きく違ってきますので、注意しておきましょう。

採用後は職場研修や合宿研修を受けて、憲法や刑法、心理学、護身術など、刑務官として必要な知識や技術を身につけていきます。

刑務官と聞くと、「体を使う」「淡々と仕事をこなす」というイメージが強いのですが、パソコンを使ったり、報告書などの書類作成や各種手続きといった事務作業も意外と多くあります。

また、被収容者の更生の後押しができた時や、社会復帰に向けて意欲的に取り組む被収容者の姿が見られた時など、やりがいも多く感じられる職種です。

☆平成29年度試験実施状況

申込者:5,263人(内 女性973人)

最終合格者:992人(内 女性248人)

倍率:5.3倍

初任給:20万2,080円※東京特別区内に勤務の場合

※社会人枠を含む全国合計

6-4. 税務職員

難易度★★

税務職員のアイキャッチ画像

税務職員は、国家公務員の専門職です。

国税庁の職員として、国の財政基盤となる納税行政の事務を行います。

税務職員採用試験は、試験程度は高卒程度なので大学中退者もチャレンジしやすいのですが、年齢制限が比較的若いので、必ず確認しておきましょう。

また、平成29年度の採用予定数を見てみると、

  • 関東甲信越 約330名
  • 四国     約15名
  • 沖縄     若干名

となっており、試験区分の地域によってかなり差があるので、どの地域を選ぶのかにも注意が必要です。

採用されると、全寮制の税務大学校で1年間の研修を受けて、税務の知識を身に付けます。

その後、税務の専門家として採用地域の税務署に配属されて、国の賦課や徴収、調査などを行います。

☆平成29年度試験実施状況 ※全国合計

申込者:8,592人(内 女性2,488人)

最終合格者:1,469人(内 女性528人)

倍率:5.8倍

初任給:14万6,100円

6-5. 入国警備官

難易度★★

入国警備官のアイキャッチ画像

入国警備官は、国家公務員の公安職です。

法務省の職員として、入国管理局や入国管理センターなどに勤務して、不法入国者や不法就労者の調査や収容、本国への送還、施設の警備などを行います。

試験程度は高卒程度で、平成24年度からは社会人試験(40歳未満の者)も行われています。

ただし、社会人試験は毎年採用人数が若干名で、平成29年度の採用試験でも、

  • 申込者 450人(内 女性66人)
  • 最終合格者 5人(内 女性0人)

となっていて、競争率が高く、採用されることが難しい試験です。

どの試験でも言えることですが、社会人試験の区分は試験の成績が上位にいないと採用されませんので、大学中退者はその点を心得ておきましょう。

採用試験では、身長や体重、視力などの身体要件が設けられていて、上体起こしや立ち幅跳びといった体力検査も行われます。

身体要件や体力検査の基準に達しない場合は不合格となりますので、受験案内で詳しく確認しておきましょう。

採用後は、約3か月間の初任科研修(合宿研修)で、憲法や外国語、逮捕術など、必要な勉強や訓練を受けます。

専門職ですが、このように採用後に入管警備官として必要な知識や技術を身につけるので、大学中退者にもおススメできる職種です。

☆平成29年度試験実施状況 ※社会人枠含む

申込者:2,193人(内 女性516人)

最終合格者:79人(内 女性15人)

倍率:27.8倍

初任給:20万2,080円※東京都特別区勤務の場合

※受験資格や受験内容などは、各機関で情報を確認してください。

7. 学費無料の学生をしながら、給与ももらえる公務員試験

国家公務員試験の中には、学費無料の学校で学びながら専門家を目指せる、大学校試験があります。

採用されれば国家公務員の身分になり、学生でありながら給与も支給されます。

大学中退者の中には、経済的な理由によって大学中退せざるを得なかった人が少なくありません。

また、大学中退後に、

  • 大学中退を後悔している
  • 大学中退にコンプレックスがある
  • 「大卒」の学歴がほしい

といった人も多いです。

そういった人は、大学校試験を選択肢の一つとして考えてみるのもよいでしょう。

このように待遇が良い大学校ですが、

  • 規則が厳しい
  • やっていく自信がなくなった
  • 集団生活ができない(全寮制の場合)

などの理由から中退する人も多いので、慎重に検討する必要があります。

また、採用人数が少ないので、受験程度が高卒程度でも、気を抜かずにしっかり準備を整えましょう。

※国家公務員の試験実地状況については、人事院「国家公務員試験採用情報NAVI」を参考にしています。

※「倍率」は、申込者数と最終合格者数を元に算出している場合、実際の倍率より高くなっていることもあります。

出典:人事院「国家公務員採用情報NAVI

※1 偏差値は、Benesse「マナビジョン」を元にしています。

(※1)Benesse「マナビジョン

7-1. 海上保安大学校学生採用試験

難易度★★★ 偏差値57(※1)

海上保安大学校学生採用試験のアイキャッチ画像

海上保安大学校は、海上保安庁の幹部職員を育成する全寮制の学校です。

入学と同時に海上保安庁の職員となり、4年6か月で、海上保安業務に必要な高い知識と技能を学びます。

卒業後は、初級幹部として陸上勤務と海上勤務を繰り返しながら、上級幹部を目指します。

試験の程度は高卒程度で、身長や体重、四股の運動機能などの身体基準があります。

また、上体起こしや反復横跳び、鉄棒両手ぶら下がりなどの体力検査も実施されるので、体力もつけておきましょう。

☆平成29年度試験実施状況

申込者:583人(内 女性106人)

最終合格者:81人(内 女性20人)

倍率:7.2倍

初任給:14万6,100円

海上保安大学校

また、海上保安庁の職員を目指せる試験には、

  • 海上保安学校学生採用試験
  • 海上保安学校学生採用試験(特別)

があります。

ともに、試験程度は高卒程度で、全寮制の学校で1年、または2年で海上保安業務に直結する知識や技術、一般教養を身に付けます。

海上保安学校

7-2. 航空保安大学校学生採用試験

難易度★★★ 偏差値54~58(※1)

航空保安大学校学生採用試験のアイキャッチ画像

航空保安大学校は、空港や航空管制部の専門家になるための全寮制の学校です。

入学と同時に国土交通省の職員となり、2年間で航空保安業務に必要な知識や技術を学びます。

卒業後は、全国各地の空港や航空管制部に勤務して、航空通信や航空情報提供、施設の保安業務などを行います。

試験程度は高卒程度で、視力や聴力などの身体基準があります。

☆平成29年度試験実施状況

申込者:666人(内 女性213人)

最終合格者:102人(内 女性29人)

倍率:6.5倍

初任給:15万4,866円

国土交通省「航空保安大学校

7-3. 気象大学校学生採用試験

難易度★★★★ 偏差値66(※1)

気象大学校学生採用試験のアイキャッチ画像

気象大学校は、気象庁の幹部候補を養成する学校です。

入学と同時に気象庁の職員となり、4年間で気象に関する専門知識や技術を学びます。

卒業後は、本庁や地方気象台に配属されて、観測業務や技術開発などを行います。

将来は、気象行政の企画や立案にかかわるチャンスもあります。

試験程度は高卒ですが、採用予定者が毎年少ないので(平成29年度は約15名)、大学中退者も試験対策をしっかりしておきましょう。

☆平成29年度試験実施状況

申込者:404人(内 女性105人)

最終合格者:44人(内 女性6人)

倍率:9.2倍

初任給:15万4,866円

気象庁「気象大学校

※受験資格や受験内容などは、各機関で情報を確認してください。

8. まとめ

公務員試験は種類が豊富で、大学中退者が受験できるものがたくさんあります。

どの公務員試験を受けるかによって、試験の難易度や採用後の業務、将来性が大きく変わってきます。

自分の能力や適性、やりたいことにあった試験を選択することが、公務員を目指すうえでの大切なポイントとなるでしょう。

「大学中退者は公務員試験が不利なのではないか」と思っている人も少なくありませんが、学歴やブランク期間に関係なく平等に採用の判断をしてもらえるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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