自己分析の意味とやり方、使い方
最終更新日:2018年3月19日
就職活動をはじめて行うことに、自己分析があります。
自己分析にはどのような意味があり、どのような方法があり、自己分析の結果をどのように活用すればよいのでしょうか。
ここでは、自己分析の意味や方法について詳しく解説します。
自己分析をする意味
企業とのミスマッチを防ぐ
自己分析の第一目的は、企業とのミスマッチを防ぐことにあります。
以下の記事でも取り上げているように、就職をしても3年以内に辞める人は多いです。
そして、辞職した人には、企業とのミスマッチを辞職理由に上げる人が非常に多いのです。
企業とのミスマッチを避けるのは難しい面もありますが、自己分析をしっかり行うことで防ぐことができる場合があります。
自己分析を行うと、自分が「どのようなことに興味があり、どのようなことがやりたいのか、どのようなことができるのか」を知ることができます。
このようなことを知らないまま企業研究をはじめると、企業を闇雲に探すことになり、企業を選ぶ基準がないので、自分に合わない企業に就職してしまう可能性があります。
興味ややりたいことなどを特定してから、企業について調べ採用選考に参加することで、自らの性格や興味にあった企業に内定をもらえる可能性が高くなります。
自己PRに利用する
自己分析では、興味や関心以外に、自らの長所や短所を知ることができます。
面接や履歴書の自己PRの際には、自己分析で知った長所についてアピールすることができます。
最近の自己分析ツールでは、利用者におすすめの職種や業界を紹介するだけでなく、これまでの経験や学んできたことについてまとめさせ、履歴書作成や面接など就職活動に活かすことができるようになっているものが増えています。
このような自己分析ツールを利用すれば、長所をアピールする際のエピソードして使うことができるので便利です。
必要な技術や能力が分かる
自己分析を行い、興味がある職業や自分の長所短所が分かっても、それだけですぐにその職種で働けるわけではありません。
自己分析を行っていれば、その職業で働くためには、どのような技術や能力が自分に欠けているのかについてわかるので、採用前に努力して身につけたり、採用後に働きながら身につけなければならない課題を知ることができます。
自己分析の方法
自分で振り返る
自己分析の方法として、自分自身でこれまでの経験を振り返る方法も有効です。
頭の中で何となく「自分は我慢強い性格だな」「〜の職種に興味がある」などと考えるのではなく、ノートにまとめていくことでより深い自己分析ができます。
自己PRに利用するための自己分析をする際には、行動に注目することが大事です。
まずは、時系列形式で、これまでの学生時代に、どのような場面・イベントで、どのような行動をしてきたかをノートに書いていきます。
そして、それらの行動から、自らの長所や短所を導くようにすれば、感覚で何となく考えついた性格ではなく、行動に基づいた自らの性格を導き出すことができます。
行動から振り返ると、多くの場合思った以上に短所が多くて驚く人も多いかもしれませんが、そこではじめて短所に気づくことができたということでもあるので、後々直すこともできます。
社会に出てからも、どのような行動ができるかということが重視されるので、行動に基づいた長所をアピールできれば評価が高くなります。
職種や業界への関心について自己分析する際には、これまでの経験で、
- どのようなことが楽しかったのか
- どのようなことは嫌いなのか
- 就きたいと思っている職種
- 絶対就きたくない職種
などについて考えて、ノートにまとめるとよいです。
そのような興味や関心から、適正のある職種を導き出していくことができます。
ただし、適正のある職種を自ら導き出すのは難しい場合も多いので、職業適性検査なども組み合わせて行うとよいでしょう。
自己分析ツールを利用する
自己分析ツールは、人材紹介会社が実施している就職支援サイトや、ハローワークで行われる就職活動のセミナー、また合同説明会などで受けられます。
それ以外にも、本で自己分析できるものもあるので、一度本屋に行って探してみるのもよいでしょう。
どちらの場合でも、選択式で当てはまるものに○をするような自己分析ツールよりは、文章としてまとめさせる形式の自己分析ツールを使うほうがよいです。
前者のほうが回答が楽ですが、向いている職種や長所を提示してもらっても、その場で納得するだけで終わる場合が多いです。
就職活動の履歴書作成や面接で自己分析結果は利用する必要があるので、自分で考えながら文章にまとめておくほうが後々利用しやすいです。
親や友人に聞いてみる
親や身近な友人に自らの長所や短所、性格について聞いてみるのも有効です。
自分がどのような性格だと思うかを、口頭で聞くだけでなく、一度文章にして書いてもらうとより効果的です。
口頭で答えてもらうだけだと思いつきの印象しか述べてもらえない場合も、文章にするとなると、「どういう理由でそう思うのか」という深い部分まで教えてもらえる可能性が高いからです。
手間がかかるのでお願いするのが難しいかもしれませんが、協力してくれそうならぜひ文章にまとめてもらいましょう。
まとめ
自己分析を軽視している人は多く、ツールを使って適正のある職種を知るだけで終わる人がほとんどです。
しかし、自らの性格や行動、興味について深く知ることは就職してからも活きてくるので、手間を惜しまずぜひここで紹介したことを実践してみてください。
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