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大学中退後は、専門学校への進学も考えてみよう!

最終更新日:2019年8月1日

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頑張って大学に入学したものの、「授業内容に満足できない」などの理由で中退を考えていたり、すでに中退して「これからどうしようかな」と悩んでいる人は、専門学校への進学も選択肢のひとつです。

専門学校は、その名前の通り「専門的な知識や技術を学ぶ学校」なので、社会や企業からは即戦力として大きな期待が寄せられており、また大学では取得できない資格を手にすることも可能です。

学校や学科によっては、国から受講料の補助を受けることも出来ますし、さまざまな奨学金の利用も可能です。

「憧れていた職業がある」「専門的な技術を身につけたい」という具体的な目標があるなら、専門学校への進学も考えてみませんか?

専門学校ってなに?

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専門学校と大学の違いはなんだろう?

大きな違いは【学ぶ目的】といえます。

大学が、学問を広く深く学び、研究することを目的としているのに対して、専門学校は、職業や実際の生活に必要な技術と知識を得ることを目的としています。

専門学校を卒業した人が、社会や企業で【即戦力】として期待される理由はここにあります。

そもそも専門学校ってどういう学校なの?

専門学校に入学できるのは、高校か、高等専修学校(3年制)を卒業した人です。

高校などに在籍していなくても高等学校卒業程度認定試験(高認)合格者も専門学校を受験することができます。

より専門的で高度な知識や技術の修得を目的とした学校で、学ぶ内容に応じて1年制から4年制まであります。

卒業後は「専門士」や「高度専門士」といった称号をもらえる学科もあり(それぞれ条件があります)、また大学や大学院に編入学できる場合もあります。

つまり、専門学校とは、「高校卒業後に専門性の高い知識や技術を身につけるために学ぶ学校」なのです。

「専門士」「高度専門士」ってなに?

「専門士」「高度専門士」は、どちらも国が認める称号です。

専門士 高度専門士
修業年数 2年以上 4年以上
総授業時数 1700時間(62単位)以上 3400時間(124単位)以上
編入学の資格 大学への編入学可 大学院への進学可

出典:文部科学省「専門士・高度専門士の称号とは

専門学校ではどんな人が何を学んでいるの?

専門学校は、公立・私立合わせて全国に3,000校以上もあります。

実は、専門学校に入学する生徒のうち、およそ4分の1は既卒者、つまり高校卒業後すぐに入学したのではない人たちです。

つまり、年齢も経歴もさまざまな学生たちが同じ目標に向かって勉強しているのです。

専門学校入学者数における既卒者の割合のグラフ。出典:文部科学省「文部科学統計要覧(平成30年版)12.専修学校」

既卒者の中には、大学を中退して新しい目標に向かって頑張っている人たちも含まれています

専門学校の授業の様子や、大学中退後に専門学校に進学するメリットなどについて、「大阪航空専門学校」(大阪府堺市)に伺いました。

「大阪航空専門学校」では、飛行機やヘリコプターのプロの操縦士である「事業用操縦士免許」取得や、客室乗務員、航空整備士など航空関係の仕事を目指している人たちが学んでいます。

実際に、大学中退後に学び直している学生もいるということで、中退から現在(取材当時)に至るまでのリアルな声もお聞きしました。

大阪航空専門学校のアイキャッチ画像大阪航空専門学校に取材してきました

こんな人は専門学校に向いているかも!

専門学校は、「どんな職業に就きたいか」や「どんな仕事をしたいか」という具体的な目標がある人や、資格と技術を活かした即戦力として活躍したいという人におすすめです。

また中退した大学で取得した単位を活かすことができる専門学校もあります。

「日本医歯薬専門学校」(東京都杉並区)は、大学在籍中に取得した単位を活かして、国家資格である「視能訓練士」の資格を取得することが可能です(ただし大学在籍2年以上が条件)。

視能訓練士は、視機能の検査や矯正、視機能が低下したロービジョンの支援などを行う、視機能のスペシャリストです。

社会環境の変化などにより需要が高まっており、女性が長く活躍することができる仕事でもあります。

「日本医歯薬専門学校」では、卒業後のライフスタイルの変化などにも対応できるよう手厚いサポートを行っています。

日本医歯薬専門学校のアイキャッチ画像日本医歯薬専門学校(視能訓練士学科1年制)

受験の前に考えること

受験の前に考えることのアイキャッチ画像

専門学校に進学する目的を明確にする

専門学校は特定の分野について専門的な知識や技術を身につける学校です。

  • 「好きなことを仕事にして活躍したい。」
  • 「得意なことを仕事にして活躍したい。」
  • 「スペシャリストの証となる資格を取得して活躍したい。」

そうした具体的な希望を実現するために学ぶのが専門学校ですから、将来の目標を明確にして進学する学校を選びましょう。

専門学校を選ぶ3つのポイント

まず、興味がある分野の専門学校の情報を集めましょう

それぞれの学校が開設しているホームページや、配布されているパンフレットなどはしっかりと読むことをおすすめします。

可能でしたら、学校ごとに開催される説明会やオープンキャンパスに参加してみてください。

学校選びの時に、確認するべき大切なポイントは主に3つです。

授業内容を確認する
専門性の高い知識と技術を学ぶために、専門学校では専攻が細かく分かれています。

授業内容、講師、実習などのほか、取得できる資格の有無や資格試験への受験資格などについて確認しましょう。
費用を確認する
それぞれの学校で学費などを公開しています。

授業料や実習費、設備費、教材費などは毎年支払うことになるので、必ず確認しておきましょう。

学費とあわせて各種奨学金や補助金制度のチェックも大切です。
サポート体制を確認する
多くの専門学校では、資格取得や就職のためのサポート体制が充実しています。

就職活動に向けての講習会や説明会の様子などをホームページなどで公開している学校も多いので、ぜひ見ておきましょう。

また、学生寮や学生マンションなどを紹介してくれる学校もあります。

実家を出て通学する場合は、生活面でのサポートがあると心強いので、ぜひチェックしておきましょう。

大学中退後の経験は大いに活かそう

大学中退には何らかの理由があると思います。

不本意な中退だったという方もいるでしょう。

しかし、専門学校の入試では中退後の経験を活かすことができます。

大学中退でも、面接試験だけの「AO入試」で受験できる学校もありますので、どんな夢を持って入学を希望しているのかをしっかり伝えてみて下さい。

また、アルバイト期間を就労と認めて社会人入試を受けることが可能な学校もありますから、フリーターやアルバイトの経験から学んだことも提出書類や面接試験で伝えましょう。

重要!各種証明書は早めの手続きを

専門学校に入学できるのは、高校や高等専修学校(3年制)を卒業したもの、または高等学校卒業程度認定試験(高認)合格者と決まっています。

このため、専門学校を受験する場合に提出する出願書類として、最終学歴の卒業(または高認合格)証明書を提出しなければなりません。

大学は中退ですので、卒業した高校の「卒業証明書」や「成績証明書」、または高卒認定試験の「合格証」などが必要です。(「卒業証明書」は卒業式で授与された卒業証書ではありません!)

これらの証明書を発行してもらうためには、まず卒業した高校に問い合わせて下さい。

高卒認定試験の合格証は文部科学省から発行されます。

どちらの場合も、実際に証明書を受け取るまでに数週間かかることがありますので、早めに手続きをする必要があります。

また手数料がかかりますので、あらかじめ調べておくとよいでしょう。

大切な「お金」の話

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専門学校の学費は?

専門学校の学費は学校ごとに違いますが、「入学金」「授業料」のほかに、実習費や用具購入費がかかります。

また昼間部か夜間部か、によっても異なりますので、学校選びの参考にしましょう。

必要な学費は、学校や分野によって大きく異なりますが、目安の金額※としては、昼間部に入学した場合の入学金は18万円前後授業料は70万円前後で、そのほかに諸経費がかかります。

1年間に必要な学費の目安は、それぞれの学校の資料(ホームページ・パンフレットなど)で確認しておきましょう。

平成30年度 学生・生徒納付金調査(公益社団法人 東京都専修学校各種学校協会)より

専門学校の奨学金は?

専門学校では、独自の奨学金制度を設けている学校が多いので各学校の情報を確認しましょう。

そのほか都道府県や市町村の奨学金企業の奨学金などもあります。

また、「あとで返す奨学金」と「返さなくていい奨学金」があることを覚えておきましょう。

「あとで返す奨学金」は「貸与型」といって、利子がつくタイプと無利子のタイプがあり、多くの場合は卒業後に働きながら少しずつ返済していきます。

「返さなくていい奨学金」は「給付型」といいますが、成績や家庭状況、あるいは専攻分野などに細かい条件が付いている場合が多いので、給付条件に当てはまるかどうかを事前に確認することが大切になります。

なお、日本学生支援機構の給付型奨学金は、大学中退者は申し込むことができません

「教育訓練給付制度」について

「教育訓練給付制度」とは、厚生労働省が指定した講座を受講する学生の受講料を、国が補助する制度です。

一定年数、雇用保険に加入していたことが条件で、受講料の20%~70%が補助されます。

一度社会に出たけれど、もう一度学び直したいという人は検討してみましょう。

雇用保険に加入していた人は必見!

「教育訓練給付制度」についての詳細は「厚生労働省HP:教育訓練給付制度」で確認しよう

アルバイトについて

「学費を自分で稼ぎたい」や「生活費を自分で賄いたい」という人にとって、アルバイトは欠かせません。

専門学校では高度な知識と技術を身につけるための課題や実習が多いので、大学以上に忙しいといわれています。

学業を優先させることができるよう、アルバイトは慎重に考えましょう

ただし、専門学校によっては専攻分野に関係するアルバイト先を紹介する制度があります。

例えば、調理師を目指す学校で飲食店を紹介したり、介護福祉士を目指す学校で介護施設を紹介してくれることがあります。

逆に、アルバイトを禁止している学校もありますので、学校を選ぶ時に必ず確認しましょう。

卒業後の選択肢はひとつじゃない?

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最終学歴「専門学校卒」の気になる初任給

大学を中退して就職活動をする場合、最終学歴は「高校卒」ですが、専門学校を卒業すると「専門学校卒」となります。

平成29年の「学歴別初任給」(男女計)をみてみましょう。

専門学校卒業の場合、高専・短大卒と同程度の初任給になることが多いので、参考にしてください。

平成29年の学歴別初任給(男女計)

学歴 初任給
大学院修士課程修了 233,400円
大学卒 206,100円
高専・短大卒 179,200円
高校卒 162,100円

出典:厚生労働省「平成29年度賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給(厚生労働省)

「高校卒」に比べて「高専・短大卒≒専門学校卒」の方が、初任給が高くなる傾向にあることが分かります。

ただし、専門学校を卒業した人に求められるのは専門的な技術力であることが多いので、給与の個人差が大きいと言われています。

それでも、最終学歴「専門学校卒」は実社会での強みのひとつになることに違いありません。

専門学校は就職活動へのサポートが魅力

専門学校の多くが、就職活動を強力にサポートしています。

その背景には、専門的な知識と技術を身につけた学生たちの「即戦力」に期待する企業からの求人が多いことも挙げられます。

ですから学校としても、入学直後から就職セミナーなどを行って、卒業後の進路をしっかり選択することが出来るようにサポートしているのです。

実際の就職活動では、学校に寄せられるたくさんの求人票から企業を選ぶことが多いようです。

ところで、「職業実践専門課程」(文部科学省認定)を知っているでしょうか。

これは平成26年度から専門学校に新設されたコースで、一番の特徴は、専門学校と企業がタッグを組んでいることです。

より実践的な学習が可能になるよう、カリキュラムを作るときに企業がアドバイスをしたり、実際に企業の施設を使って実習を行ったりするので、ハイレベルな「即戦力」を身につくと期待されています。

一定の基準を満たしている場合、国からの給付金を受けられる制度もあるので、ぜひチェックしておきましょう。

職業実践専門課程(文部科学省のパンフレット)

編入学して大学に戻るという選択肢もある

2年~4年の専門学校を卒業して「専門士」または「高度専門士」の称号を得ると、大学や大学院への編入学が認められる制度があります。

編入学で認定される単位や条件などは大学によって異なりますが、もし専門学校卒業後に大学に戻りたいと希望しているなら、認定される単位などについて、前もって調べておくことをおすすめします。

まとめ

「AIに仕事を奪われる時代が来る」と言われています。

しかし、人間の仕事がなくなるわけではありません。

世界の研究者がさまざまな主張をしていますが、共通しているのは、「AIに出来ない仕事を人間がする」という未来像です。

研ぎ澄まされた人間の感性を必要とする作業やサービス業などはもちろん、微妙な感覚で仕上げる精密機械製造、人間の心身や動物に関する仕事の多くもAIやロボットには難しいでしょう。

何よりも、生活を豊かにするAIを開発したり、人間に役立つロボットを研究したりするのも人間の仕事です。

昔から「手に職をつける」という言い方がありますが、専門学校で学ぶことはまさに「手に職をつける」ことです。

好きなことや得意なことをとことん究めて、豊かな人生への道を切り拓いていきましょう。

専門学校以外の進路

専門学校以外に、通信制の大学を検討するのもよいかもしれません。

以下の記事で通信制大学について紹介しているので、参考にしてみてください。

大学を仕方なく中退したなら、通信大学や放送大学も考えよう大学を仕方なく中退したなら、通信大学や放送大学も考えよう

大学中退後の進路にはどのようなものがあるのか、全て見たい方は、以下の記事で紹介しているのでチェックしてみてください。

choices.jpg大学中退その後の人生とは?大学中退後に選べる全ての進路一覧

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