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就職面接での、大学中退理由と志望動機の伝え方と回答例文20選

最終更新日:2018年10月23日

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大学中退者の就職面接での基本動作やマナーなど、基本的な面接の受け方については、「大学中退者の就職面接対策基本編」で解説しました。

ここでは、大学中退者の就職面接での「大学中退理由」と「志望動機」の回答方法の解説と回答例文を20例紹介します。

1. 大学中退理由の説明の仕方

大学中退者が面接まで進んだとき、ほぼ100%聞かれるのが「大学中退理由」です。

ほとんどの面接官は「大学中退」に良いイメージは持ちませんが、「大学を中退しているから」という理由だけで不採用になるわけではありません

面接官が納得できる「大学中退理由」を説明できるかどうかが、面接評価に大きな影響を与えます。

大学中退理由で不採用にならないよう、前もって回答を準備しておくとよいでしょう。

1-1. 大学中退理由ランキング

大学中退理由の回答方法の説明の前に、大学中退者がどのような理由で大学中退をしているのか見ていきましょう。

2014年に国が行った「大学中退理由」に関する調査結果を、以下に掲載します。

大学中退理由を複数抱えている人も多いので、その中で最も重要な大学中退理由を聞いた結果です。

2014年にハローワークに訪れた大学中退者に中退理由を聞いた調査結果。学業不振・無関心42.9%。家庭・経済的理由(妊娠出産含)19.3%。進路変更15.1%。病気・ケガ・休養10.9%。人間関係・大学生活不適応10.0%。特に何もない・その他1.8%。

  • 1位:学業不振・無関心     42.9%
  • 2位:家庭・経済的理由     19.3%
  • 3位:進路変更         15.1%
  • 4位:病気・ケガ・休養     10.9%
  • 5位:人間関係・大学生活不適応 10.0%

出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究」平成27年5月27日

これらの大学中退理由について、面接での回答方法と回答例を紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

1-2. 面接で大学中退理由を伝えるタイミング

面接では、面接室に入って着席をした後に、「その日の天候」や「面接会場までの道のり」などについて世間話をすることがあります。

世間話は、面接官が応募者をリラックスさせるために行うことが多いので、マナーに気をつけながらも普段通り和やかに話をすればよいです。

しかし、その次に、「自己紹介をしてください」など、面接を受ける側が自由に話すことができる指示を面接官から頂いたら、この時点で、大学中退をした事実について軽く話しておくとよいでしょう。

私は、鈴木太郎と申します。9月に○○大学を中退して、今現在は、百貨店で青果品の販売のアルバイトをしています。今年の10月から正社員を目指して本格的に就職活動をはじめ、企業について調べる中で御社に興味を持ち求人に応募させていただきました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

このような形で大学中退について伝えておけば、次の面接官の質問で、

大学中退をした理由について詳しく教えてもらえますか。

というように、大学中退理由について深く質問されるはずです。

そこで、うまく答えることができれば、面接の早い段階で大学中退者にとっての最大の問題点を解決できます。

例えば、面接時間が15分であれば、5分以内に問題を解決し、残り10分をアピール時間に使えます

大学中退者が面接で比べられるライバルは、フリーターや正社員未経験者など同じような経歴を持った人たちであることが多いです。

その人達に比べて弱みになる「大学中退理由」を早めに解決すれば、それ以降は、他の人達と対等の状態で面接に臨むことができます

1-3. 大学中退者の面接官から見た印象

大学中退者の中には、

「自分の大学中退理由は、前向きな理由である」

と考えて、面接で大学中退理由をストレートに伝える人もいます。

しかし、基本的に面接官は、大学を途中で辞めた人を印象よく思っていないので、ストレートに伝えただけではよい印象を与えることができません。

例えば、大学で学びたいことがなかったので中退をして就職する人でも、面接官は「採用しても『こんな仕事はしたくなかった』といって、すぐに辞めるのではないか?」と考える場合が多いです。

このような不安を面接官が持ったままでは、なかなか採用してもらえません。

ですので、「前向きな理由」「後ろ向きな理由」どちらのケースであっても、大学中退をした事実に関しては反省をして、「前向きに働くための努力をしている」というようなプラスの話につなげるとよい印象を残すことができます

2. 大学中退理由の回答例文と解説

大学中退理由の回答例文についてのアイキャッチ画像

ここからは、大学中退理由別に回答例文を紹介します。

2-1. 大学で学びたいことがなくて大学中退した人の回答例文

大学を受験する前に、カリキュラムについて詳しく調べなかったので、大学で学びたかったこととカリキュラムに違いがあり、中退をしてしまいました。

そのことに関しては、大変もったいないことをしたと思っています。

就職に関しては絶対に失敗したくないと考えていますので、御社について事前によく調べ、〇〇に魅力を感じ応募させていただきました。

また、学校でも仕事でも、やりたいことだけができるわけではないということも大学中退を通して学びましたので、御社ではどのようなことにもはじめから興味がないと思うのではなく、さまざまなことにチャレンジしていきたいです。

上京して大学に進学しましたが、授業や研究で面白さを見いだせずに退学しました。

帰郷してからは、たまたま親戚に誘われた地域の農産物イベントにボランティアスタッフとして参加しました。

その際に、企業と農家が一体となり、企画から運営まで全て行っていることに興味を持ち、自分にできる仕事ではないかと考えるようになりました。

大学では自ら模索して学べなかったことを改め、御社では自分から積極的に仕事や商品に関する知識を増やし、営業職として長く活躍できる存在になりたいと考えています。

<解説>

大学に入学してみると、自分が考えていた授業内容とは違いつまらなく感じることや、想像していたより勉強内容がハードでついていけなくなり大学中退をする人は少なくありません。

しかし、採用する側からすると、「この人は就職後も自分の想像していた仕事ではなかったと言ってすぐに仕事を辞めてしまうのではないか」と不安に思ってしまいます。

面接官の不安を解消するためには、「自分がよく調べなかったから」「自ら模索して学べなかったから」など、大学中退に至った原因は自分にあり、反省していると伝えることが大切です。

反省していることを伝えた後は、「反省を活かし、これからは御社で○○を頑張りたい。」と前向きに仕事を頑張りたいという意思を伝えるようにしましょう。

また、大学を卒業している人でも、その企業に入りたいという熱意が感じられなければなかなか採用には至りません。

「これだけうちの会社に興味を持っている人なら、大学中退の経験を活かして仕事を頑張ってくれる」と面接官に思ってもらえるように、どうしてその企業、その職種に興味を持ったのかを同時に伝えることをおすすめします。

2-2. 学力や単位不足で大学中退をした人の回答例文

大学では、工学部に通っていたのですが、高校時代にあまり数学の勉強をしていなかったことから、大学で必要な数学の知識が足りず勉強や研究についていけなくなり中退をしました。

大学内では友人や教授の力を借りて勉強したのですが、大学内での努力だけでは後れを取り戻すことが難しく、もう少し早くから勉強をしておけばよかったと今でも少し後悔することがあります。

しかし、仕事はすぐに辞めるようなことはしたくないと考え、自分の「したいこと」だけでなく、「できること」や適性をよく考え、さまざまな企業や職業の中から、御社で△△職として働くことを希望させていただきました。

私は、「希望していた大学」ではなく「自分の学力で入れる大学」に入学したため、大学のどの授業にも興味が持てませんでした。

先生にアドバイスをもらったのですが、結局アルバイトのほうに力を入れ過ぎて単位が取れずに留年したため、退学しました。

在学中からしていたインテリアショップのアルバイトを通じて、インテリアコーディネーターの存在を知り、今度こそは自分がやってみたいと思うことに向けて努力をしようと思いました。

大学中退後は通信教育でインテリアコーディネーター資格の勉強に励みました。

一次試験は突破することができ、2次試験に向けて現在勉強中ですが、仕事をはじめてからは、常に目標を持って行動し、御社で活躍できる人材になりたいと考えています。

<解説>

大学中退理由が学力や単位不足の場合、大学中退に至った原因は自分にあり、反省していると伝えることが大切です。

大学中退という失敗を活かし、これからに向かって資格取得など具体的に努力していることを伝えましょう。

面接官は以前のあなたではなく、これからのあなたを見ているので、以前の失敗を反省して、それを糧とし、今後につなげていけるかどうかを面接を通して確認します。

仕事をはじめてからも、失敗をすることは何度もありますが、失敗を糧にできる人は成果を出せるので、そのような人を採用したいと考える面接官もいます。

しかし、単位不足で大学を中退したという理由は、どう説明しても「努力不足」と捉えられてしまう可能性があります

単位不足以外にも、思い当たる大学中退理由があれば、その理由に変えて伝えるのもおすすめです。

マイナス評価になりにくい大学中退理由の一つとして、経済的理由が挙げられます。

2-3. 経済的な理由で大学中退をした人の回答例文

私が大学に通っている間に、父親が病気をしたため、学費を工面することが難しくなりました。

家庭を支えるためにも、大学に通うより、はやく社会に出て仕事をしたいと思い中退をしました。

私は学生時代アルバイトで雑貨の販売を行っていたのですが、御社の商品がよく売れていたことから御社に興味を持ちました。

御社ついて調べる中で、一つ一つの商品へのこだわりの深さを知り、そのような商品を小売店に販売して広めていく仕事がしたいと思い応募させていただきました。

お付き合いをしている方に子供ができたので、結婚することを決めました。

しかし、家族が増えると経済的に厳しくなるので、就職して家族を養いたい気持ちが強くなりました。

学生の間は夢もなく正社員として働くイメージがつかなかったのですが、子供ができたことで、このような考えではいけないと思い真剣に仕事について調べはじめました。

その中で、子供の頃に自動車に携わる仕事がしたいと思っていたことを思い出し、御社について知るきっかけになりました。

自動車の販売の仕事は、お客様と円滑なコミュニケーションを行うことが大事だと思います。

私は、携帯ショップでアルバイトをしており、その経験の中で販売に必要なコミュニケーション能力を身につけられたと思いますので、そのような経験を御社で活かすことができると思います。

<解説>

大学中退理由を伝える際には、基本的に「反省から前向きな姿勢を伝える」という形式で中退理由を伝えればよいです。

しかし、経済的な理由など、「自分に落ち度がなく、どうしても中退せざるをえない理由」の場合は、反省を述べずにストレートに中退理由を伝えて仕事への前向きな姿勢を伝えることもできます。

ストレートに伝えても、経済的理由であれば中退理由に納得できますし、仕事への意欲を感じてもらえれば、面接官が評価を低くすることはないでしょう。

ここで大切なのは、「経済的理由で中退しお金が必要なため、自分のやりたい仕事というより収入を得ることが最優先なのかな?」と思われないことです。

「やむを得ない事情で中退はしたが、○○という経験から○○の仕事に興味を持ち、御社で働きたいと思った。」というように、応募先の企業や職種で働きたい気持ちを強調すると好印象です。

2-4. 病気のため大学中退をした人の回答例文

大学在学中に~の病気を患ってしまい、頑張って大学に通おうとしたものの、通学するのも難しくなり退学することにしました。

退学後は一時的に入院をしたのですが、退院してからは順調に回復して、今現在はお医者様から働くことに問題のないレベルにあるといわれています。

大学中退をしたことで自分自身も悔しい思いをしましたが、親にも迷惑をかけてしまいましたので、これから仕事をして親に恩返しをしていきたいと考えています。

<解説>

病気のために中退をした場合は、中退理由を伝える際に、より慎重な対応が求められます。

病気が完治していれば特に問題にならないケースも多いので、上記の回答例文を参考にして中退理由を伝えるとよいでしょう。

しかし、病気が完治していない場合や、完治していたとしても、うつ病など精神的な病気を患っていた場合などは、仕事に支障が出るのではと心配されて、面接での評価が低くなる可能性があります。

もし、大学中退理由に病気以外で思い当たる理由があれば、病気以外の大学中退理由に変えて伝えても良いかもしれません

但し、「病気のことを伝えないまま就職するのは不安」という方は自分だけで対処しようとせずに、民間企業が提供する就職支援サービスを利用して、アドバイスをもらいながら就職活動を行うとよいでしょう。

面接の回答方法を教えてもらえるだけでなく、担当のキャリアアドバイザーが精神的な支えになるはずです。

大学中退者向けの就職支援サービスを以下の記事で紹介しているので、ぜひ活用してみてください。

recruitment-website.jpgのサムネイル画像大学中退者が使っている求人サイト一覧

2-5. 人間関係で大学中退をした人の回答例文

大学ではテニスサークルに加入していたのですが、その中でちょっとした話の行き違いから友人との仲が悪くなってしまい、大学に通うのもつらくなり退学をしてしまいました。

退学後は、家で悩んでばかりで親にも辛く当たることがあったのですが、このままではいけないと思い就職活動に取り組みはじめました。

仕事では学生時代よりも人間関係が大事だと聞いていますが、大学で経験したことも活かしながら、社会人としてよりよい人間関係を構築できるように努力していきたいと思います。

<解説>

学生時代に人間関係で悩むことは珍しいことではないので、共感してくれる面接官もいます。

しかし、「採用しても人間関係で辞めてしまうのではないか」「苦手な環境を我慢して続けることができない人」など、企業にとって有益な人材ではないと思われて不採用になる可能性もあります。

もし、面接官を納得させられる大学中退理由を説明できないと感じるなら、本当に大学中退理由は人間関係だけだったか再度振り返ってみてください。

例えば、一番の理由は人間関係であったとしても、奨学金の返済も不安要素だったなど、大学中退理由は一つでないことが多いです。

他にも思い当たる大学中退理由がある場合は、人間関係以外の大学中退理由を伝えることもおすすめです。

2-6. 海外に留学するために大学中退した人の回答例文

大学在学中、日本語教師アシスタントプログラムでオーストラリアに留学し、仕事への考え方や文化の違いなどを知り、英語で交流する楽しさを知りました。

両親には反対されましたが、大学を退学して、本格的に語学を学ぶために、アメリカに留学しました。

大学中退したことを後悔しないために必死で勉強し、現地で小学校英語指導者資格(J-SHINE)を取得し、TOEICスコアも800点を超えることができました。

ネイティブで学んだ経験を活かし、御校で子供たちに英語の楽しさを伝えていきたいと考えています。

<解説>

海外留学は前向きな大学中退理由なので、基本的に悪い印象は持たれません

しかし、海外留学は現地での勉強への姿勢によって資格取得などに大きく違いが出てきます。

海外留学経験だけでは、「日本の大学を中退して海外で楽しんでいただけなのかな」と思われる可能性があります。

「目標を持って留学し、○○の資格を取得した」や「海外の大学を卒業できた」など具体的に示せる何かがあることが重要です。

ただし、「在学したまま留学しようとは思わなかったの?」など、深く追求される場合もあります。

追及されたときは、「海外の大学に入学したいと思ったから」や、「どうしても現地で英語を学びたいと思ったが、学費と留学費の両方を支払うことが厳しかったから」など、前向きな理由もしくはやむを得ない事情であったことを伝えましょう

ここで、「大学の授業についていけなかったから」などネガティブな理由を伝えてしまうと、「苦手なことから逃げたくて海外留学した」と思われて、印象が下がってしまうことがあるので注意しましょう。

2-7. 公務員になるために大学中退した人の回答例文

親に進学を進められるまま大学に入学しましたが、やはり公務員になりたいという気持ちが捨てられず、大学を中退しました。

親には申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、公務員になるために予備校に通いながら1年間集中して勉強し、地方公務員の筆記試験に合格することができました。

入職後は、市民の立場になって何事にも自分からチャレンジしていきたいと考えています。

<解説>

上の例文では、公務員になるという目標に向かって努力し、着実に目標を達成しています。

この場合、中退理由が前向きで、中退後も努力したことが伝わるので基本的に悪い印象は持たれません。

ただし、公務員試験は在学中にも受験することができるので、「在学中に公務員の勉強をしようとは思わなかったの?」などと追及されることもあります。

追及されたときの答え方としては、「公務員になりたいという思いが強かったので、このまま何となく大学に通うより金銭的にも時間的にも無駄がないと感じたからです。」というように、正直に自分の考えを述べれば大丈夫です。

2-8. 夢を叶えるために大学中退をした人の回答例文

昔からお笑いが好きで、自分も芸人になりたいという夢が大きくなり大学を中退しました。

中退後は2年間お笑いを学ぶための学校に通い、一生懸命ネタを考え、ステージにもたくさん立ちましたが売れる気配は無く、自分の実力の無さに気付きました。

2年間やりきったからこそ、今は悔いなく夢を諦めることができました。

今回営業職を目指そうと思ったきっかけは、芸人をしているとき、自分で営業して仕事を取りに行くことがよくあり、自分の伝え方一つで結果が変わることにやりがいを感じたからです。

御社の、年々営業先を拡大する挑戦的な社風に魅力を感じています。

入社後は、常に挑戦する気持ちを持ち、御社の成長の役に立てる人材になりたいです。

<解説>

夢を叶えるためという前向きな大学中退理由で、悪い印象を持つ面接官は少ないです。

しかし、大学中退理由の伝え方によっては、

  • 採用しても「やっぱり夢を追いかけたい」と言ってすぐに仕事を辞めてしまうのではないか
  • 夢を叶えるためと言いつつ適当な気持ちで大学を中退したのではないか

など、面接官に不安が残ってしまい、大学中退理由が原因で採用を見送られることになりかねません。

面接官を納得させるために大切なポイントは、

  • 夢は完全に諦められた
  • 本気で夢を叶えるために取り組んだ具体的な行動がある

この2点を大学中退理由にいれることです。

さらに、「夢を叶えるために努力したからこそ、この仕事に関心を持った」というように繋げられると、「失敗を活かせる人材」「前向きに仕事に取り組んでくれる人材」など、面接官にプラスの印象を残すことができます。

2-9. 祖母の介護のために大学中退した人の回答例文

祖母が、怪我で寝たきりになってしまい、要介護になりました。

小さい頃から両親は共働きだったため、祖母が母親代わりだったこともあり、そんな祖母を助けたいと思い、大学を退学する決意をしました。

祖母の介護をしていく中で、これからの高齢化社会で介護の技術を持った人の必要性を認識し、介護福祉士を目指したいと思いました。

御社では、さらに介護についての知識・経験を積み、みなさんをサポートしていきたいと考えています。

<解説>

親族の介護が理由の場合は、やむを得ない事情なので、包み隠さず話しても印象が悪くなることはありません

「これまでの学生生活や介護をしていく中で、この仕事に関心を持ち御社を志望した。」というように、前向きに働く意欲があることを伝えましょう。

家庭の事情なので、これ以上聞いてこないことがほとんどだと思いますが、面接官によっては、「介護施設を頼ろうとは思わなかったの?」「大学に通いながら介護することはできなかったの?」と更に質問される場合があります

追及されたときの答え方としては、「介護施設にお願いできる経済的な余裕が無かった。」「祖母は朝から晩まで介護が必要だったので、学校に通う時間はなかった。」など、大学を中退せざるを得なかった理由を正直に伝えましょう。

このとき、「大切な祖母を介護施設にお願いするなんて考えられなかった。」など個人的な考えは、大学中退理由の説得力が落ちてしまうので避けましょう。

いかにやむを得ない事情であったかを面接官に理解してもらえるかがポイントです。


ここまで紹介した回答例文を参考にしても、面接でうまく大学中退理由を伝える自信がない人は、大学中退者向けの就職支援サービスを利用してみましょう。

大学中退者向けの就職支援サービスでは、自分の大学中退理由に合った面接での回答方法を、キャリアアドバイザーにアドバイスをもらいながら考えられたり模擬面接を受けたりすることができます。

大学中退者を専門としたキャリアアドバイザーが対応してくれるので、実践的なアドバイスがもらえます。

大学中退者向け就職支援サービスは、以下の記事で紹介しているので、ぜひ活用してみてください。

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3. 志望動機の説明の仕方

大学中退者にとって、面接でもっとも重要なのは「大学中退理由の伝え方」ですが、その問題をクリアすると、次に重視されるのが「志望動機」です。

面接は、人柄や第一印象などを除くと、志望動機を1番重視するという面接官が多いです。

志望動機について質問するのは、「他の企業ではなく、当社を選んだ理由」を確認するためです。

応募者が志望動機を伝える際には、「その企業でなければならない理由」を上手に伝えると、志望度の高さを評価してもらえます。

これ以降では、志望度が高いと評価してもらえる、志望動機の作り方について解説します。

3-1. 志望度の高さを伝えるために、企業研究をする

志望動機は、「その企業でなければならない理由」を伝えると、志望度が高いと判断されるので、志望動機の内容について考える前に、まずは企業についてよく知る必要があります。

面接参加者の多くは、企業についてよく調べずに、どの企業でも通じる志望動機を伝えているので、志望度の高さが伝わっていません

そこで、企業研究が重要になります。

企業研究を行うには、

  • 企業のHP
  • 就職四季報や業界地図などの本

を利用して情報を得るとよいです。

この他に、TVや雑誌で企業が取り上げられていた場合は、そこから得た情報を使って志望動機を考えられます。

企業HPをチェックする際には、

  • 「製品情報」
  • 「採用情報」
  • 「社長の言葉」

などを見ておくと、志望動機を作成する際に参考にできます。

企業は特に同業他社をライバル視しているので、同業の他の企業に比べて、その企業のどこに魅力を感じるのかを調べておくと、評価を得られる志望動機が作れます。

3-2. 志望動機の話の展開と評価ポイント

志望動機を作成する際には、以下の2点を含んで作ると、志望度が高いと感じてもらえる文章を比較的簡単に作れます

  • 1. 企業に興味を持ったきっかけ
  • 2. 働くことへの熱意、意欲

<企業に興味を持ったきっかけの例>

  • 企業研究で興味をもったこと
  • 学生時代に企業の商品やサービスを利用した経験
  • 学生時代に学んだ事
  • 自分の夢や目標

<働くことへの熱意、意欲の例>

  • 御社で~をしたい
  • 御社で~ができる
  • 御社で~に貢献できる

志望動機が完成したら、志望度が高いと評価されるためのポイントである、以下の点を最後にチェックしておきましょう。

  • 具体的な話になっているか
  • その企業でないといけない理由が伝えられているか

4. 志望動機の回答例文

志望動機の回答例文をいくつか掲載していますので、参考にしてください。

<IT業界を志望している人の回答例文>

私は、中学3年の時にパソコンを親から買ってもらい、そのころから、御社のネットショップを利用していました。

今まで店に行き購入していた商品が、いつでも家で購入できたり、関心がある商品が次々に表示されることに驚いたのを覚えています。

就職活動をはじめてからは、一番はじめに御社について調べたのですが、その中で、ネットショップの裏側では高度なIT技術が用いられていることを知りました。

私自身も、独学ですがプログラミングを中学生の頃から学んでおり、簡単なWEBサービスであれば立ち上げられるようになりました。

まだまだ未熟ですが、これからは、御社で高度な技術を利用したサービスを開発する仕事、また、世の中に役立てる仕事がしたいと考えています。

<コンビニ業界を志望している人の回答例文>

御社のコンビニは、以前から便利に利用させていただいていました。

コンビニの種類はいくつかあると思うのですが、どうしても御社のコンビニばかりを利用している自分がいました。

就職活動をする中で御社について調べると、それぞれの商品やサービスへのこだわりの高さを知り、自分が御社のコンビニを頻繁に利用していた理由が分かったように思いました。

こういった質の高い仕事をしている人たちと、私も一緒に仕事がしたいと考えて、今回応募させていただきました。

<物流業界を志望している人の回答例文>

私は、大学4年に退学したのですが、3年からはゼミに加入しており、その中で物流システムについて研究を行う機会を得ました。

その中で御社について調べる機会を得たのですが、効率的にものを運ぶためには、ものを運ぶルートや保管場所、情報の流れまで様々な高度なシステムが構築されていることを知りました。

そういった高度なシステムの一役を担えることや、またモノを運ぶだけでなくお客様の満足度も大事にしている御社の姿勢に魅力を感じ、今回応募させていただきました。

<ホテル業界を志望している人の回答例文>

アパレル会社で接客業のアルバイトをしていたのですが、研修や実務での指導が厳しかったことから、接客で必要なコミュニケーション能力やマナーが身に付きました。

そのような経験を活かせる仕事がしたいと求人を探していたところ、御社では上質なサービスを提供するをモットーに、宿泊されるお客様に心安らぐ時間を提供していることを知りました。

私のこれまでの経験が活かせるだけなく、御社の企業姿勢や提供されているサービスにも非常に魅力を感じましたので、応募させていただきました。

<医療業界を志望している人の回答例文>

私は、大学中退後にアルバイトをしながら、熊本の被災地でボランティア活動をしていました。

飲食店でアルバイトをしていたので、人と接することに慣れていましたが、被災者の中には深い傷を負った人々もいて、自分に心を開いてくれない人がいました。

そのような人に、少しでも元気になってほしいと思い、地元の方に協力頂いて、小さなお祭りを開催すると、その中のお一人が、「昔を思い出して元気が出たよ、ありがとう」と、感謝の言葉を下さりとても感動したことを覚えています。

その訪問時に、私自身も成長し人助けがしたいと思い、心理カウンセラーの勉強をして、資格を取得しました。

この時の経験を活かし、御社でさまざまな人の心のケアができればと思っています。

<貿易事務を志望している人の回答例文>

御社の、「英語を活かそう」という求人広告を拝見し、志望しました。

御社の〇〇は子供のころから愛用しており、今期から海外輸出されると聞き、以前アメリカの大学で外国語を学んだスキルや、英語のコミュニケーション能力が活かせると思いました。

アメリカ滞在時に、現地の物流会社でアルバイトをしていたので、物流の基本的な流れは理解しています。

ですが、それだけでは不十分なので、独学ではありますが、貿易実務検定の参考書を見ながら勉強しています。

今までの経験を活かして、御社で海外業務に携わりたいと思っています。

<製造業界を志望している人の回答例文>

小さいころから物づくりが好きで、3年間自動車などのフレーム製造に携わってきました。

世界シェアを伸ばされた御社の生産、流通ラインの構築に感銘を受け、このような環境の中で、私がこれまでに実践してきた生産や品質管理の経験を役立てられると考え、応募しました。

他に、スタッフ管理や新人研修なども行っていたため、それらの経験を活かしつつ、さらにステップアップを図りたいと考えています。

また、安心して長く勤められる、御社の充実した福利厚生も志望理由の1つで、御社に長く勤めて、チームを引率できるスタッフになりたいと考えています。

<ブライダル業界を志望している人の回答例文>

友人が聖歌隊のアルバイトをしていたことがきっかけで、ウェディングプランナーの仕事を知りました。

結婚式は、「人生で一番幸せな日」と考えられる方が多く、その一日の構成を一から本番までを考えて、プロデュースするという仕事に、強い関心を持つようになりました。

ホテルなどのブライダルフェアに何度か参加しましたが、御社の形式にこだわらない独特なプランニングに大変魅力を感じました。

ゲストの方をこれだけ感動させられるウェディングプランナーは、他社にはいないと思いましたので、御社に応募させていただきました。

まとめ

面接官が大学中退に良い印象を持たないのは、「仕事を途中で投げ出すのではないか」という不安があるからです。

面接官に「採用したら長く一生懸命頑張ってくれそうだ」と思ってもらえる大学中退理由を説明できれば、大学中退はマイナスポイントにはなりません。

また、好印象を残すために大学中退理由を変えて伝える場合も、まったく事実と異なる嘘を言うのはやめましょう

深く質問されたときにうまく答えられなくなり、余計に印象が悪くなってしまう可能性があります。

大学中退になってしまったことを反省し、前向きに仕事に取り組む意欲がある。

やむを得ない事情で大学中退に至ってしまったが、前向きに仕事に取り組む意欲がある。

このどちらかで面接官に納得してもらえるよう、例文を参考にして文を作成してみてください。

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