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大学中退と除籍の違いとは?除籍は就職にどれくらい影響するのか?

最終更新日:2018年11月01日

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大学を途中で辞めることを「大学中退」といいますが、似た言葉に「除籍」という言葉もあります。

しかし、これらの言葉の違いがよく分からない人もいるのではないでしょうか。

そこで、ここでは、「大学中退と除籍の言葉の意味の違い」について解説します。

また、「大学を除籍された場合の就職への影響」や「除籍された後の就職活動方法」などについても紹介します。

大学中退と除籍の違い

大学中退

「大学中退」とは、大学中途退学の略称で、大学を卒業せずに辞めることを指します。

大学中退というと「退学届けを出して大学を辞めること」というイメージを持つ人は多いです。

しかし、大学を途中で辞めていれば、退学届けを出して自主退学しても、退学届を出さないで大学から除籍されても、大学中退になります

除籍

「除籍」とは、事務上の処理を指す言葉で、学生が大学に在籍している状態から、在籍していない状態にすることを指します

つまり除籍をされた人は、大学の在籍者リストから外されて、今は大学に在籍していない人として扱われます。

除籍をされると「大学にいた事実がなくなる」といわれることがありますが、除籍をされても、大学にいた事実は在籍記録として大学に残っていることがほとんどです。

除籍をされる理由には、以下のようなものがあります。

  • 学費を納付しない
  • 在籍限度年数を超えた(4年制大学で8年、短大で4年のケースが多い)
  • 休学期間を超えた
  • 学業を怠り、成業の見込みがない
  • 指定された期間内に履修登録をしない

大学から除籍をされたとしても、復籍期限内であれば復籍することが可能です。

復籍をするためには、復籍手数料(1万円前後)と滞納していた学費の支払いを行う必要のある大学が多く、大学によっては復籍試験に合格する必要もあります。

復籍期限を超えても、入学金が再度必要になりますが、再入学できる大学もあります。


ここまで、大学中退と除籍の違いを見てきましたが、これらの言葉の意味の境界線はあいまいな部分も多いです。

しかし、「大学中退=自主的に退学した」と認識されることが多いのに対して、「除籍=何か問題があって大学から除籍された」と、よりマイナスのイメージを持たれることが多いのが、除籍の不利な点といえるでしょう。

抹籍

除籍に似た言葉に「抹籍」がありますが、抹籍とは字があらわす通り、籍を抹消することです。

抹籍扱いになるのは、重大な犯罪を犯した場合など、限られたケースしかありません。

抹籍になると、在籍記録も消されて大学にいた事実がなくなるので、就職のために履歴書を作成する際にも、大学に関する学歴は記載できません

大学除籍後は、除籍証明書が発行される

大学除籍後の進路として、民間企業や公務員などに就職先が決まって入社手続きをする際や、別の大学に編入する際には、「大学に通っていたことを証明する証明書」や「成績証明書」の提出を求められることがあります。

就職の場合は、履歴書に記載された学歴が虚偽ではないかの確認のために利用され、別の大学に編入する場合は、二重学籍(二つの大学に同時に在籍する)を防止するために利用されます。

大学に退学届を出していれば、「退学証明書」と「成績証明書」が発行されるので、これらを提出します。

一方、退学届を出さずに大学を除籍されたら、大学からは「除籍証明書」と「成績証明書」が発行されます。

除籍証明書の内容は、証明書のタイトルが「退学」から「除籍」になっているだけで、基本的に退学証明書と同じです。

ただし、除籍証明書を取り扱っていない大学もあり、そのような大学では代わりに「在籍証明書(在籍期間証明書)」が発行されることが多いので、それを提出します。

除籍証明書や在籍証明書、成績証明書の発行の仕方については、以下の記事で説明しているので参考にしてください。

大学中退の証明書(退学証明書など)の発行手続き大学中退の証明書(退学証明書など)の発行手続き

注意

インターネット上で「大学を除籍されると証明書が発行されない」と書き込みされていることがありますが、ほとんどの大学で除籍されても、除籍証明書や在籍証明書、成績証明書などの証明書が発行されます

除籍を避けたいなら大学に退学届を出そう

除籍になると世間からのイメージがあまりよくないので、除籍されるのは避けたいという人もいるでしょう。

そのような場合は、大学に退学届を提出すれば、自主退学になり退学証明書が発行されるので、大学から除籍されることによる悪い印象を持たれることがなくなります。

大学に退学届を提出できる期間は、基本的にすでに支払った学費の有効期間とされています。

しかし支払った学費の有効期間を過ぎても、次の学期の学費納付期限(前期4月末、後期10月末など)までであれば、次の学期の学費が未払いでも退学届を受け付ける大学も多いです。

退学届提出期限を過ぎると、退学届を提出するために次の学期の学費を支払わないといけなくなります

すでに提出期限を過ぎていた場合は、そのまま除籍になるか、半期分の学費を支払って退学手続きを行うのか、どちらが自分にとってメリットが大きいかを考えて判断しましょう。

大学の退学手続きは、基本的に以下のような手順で行います。

  1. 親の同意を得る
  2. 学生課に退学届をもらいに行く
  3. 退学届に必要事項を記入する
  4. 指導教員や教授と面談を行い、承認印をもらう
  5. 学生証と一緒に退学届を提出する

以下の記事では、大学の退学手続き方法を1から詳しく説明しているので、こちらも参考にしてみてください。

大学を退学(中退)するための手続き大学を退学(中退)するための手続き

大学除籍の就職への影響

大学除籍後に就職したいと考える人は多いですが、除籍は就職にどのような影響を与えるのか気になるものです。

大学が学生を除籍するのは、学生が問題を起こしたケースも多いため、一般的に企業の採用担当者からの除籍の印象は悪く、大学に退学届を提出して自主退学した人に比べ評価が低くなることが多いです

たとえ経済的な理由で学費を払えないようなケースでも、「退学届けを提出することはできたはず」と考える面接官は多く、自分のすべきことをしていない人というマイナスの印象を持たれてしまいます。

ですので、何も対策をしないと、除籍をされた人は就職するのが難しくなります。

しかし、これ以降で説明するように、大学を除籍されても、退学届を出した人とそれほど変わらず就活を行える場合があります

また、除籍された人も後程紹介する就職支援サービスを利用すれば、就職できる可能性を飛躍的に上げることができるので、「除籍だと就職できない」と悩む必要はないでしょう。

大学除籍学歴の履歴書への書き方

大学を除籍された人が履歴書を書く際には、就職できる可能性を高めるために「除籍と書かないほうがよいのでは?」と思う人が多いですが、一般的には以下のように「中途退学」と記載します。

○年○月 △△高等学校 普通科 卒業
○年○月 △△大学 文学部 文学科 入学
○年○月 △△大学 文学部 文学科 経済的理由のため中途退学

上でも説明したように、除籍は大学中退に含まれるので「中途退学」と記載しても間違いではなく、経歴を詐称していることにもなりません

中途退学の理由も書きたくないのであれば、以下のように書くことができます。

○年○月 △△高等学校 普通科 卒業
○年○月 △△大学 文学部 文学科 入学
○年○月 △△大学 文学部 文学科 一身上の都合のため中途退学

中には、「大学に入学したことを履歴書に書かなくてよいのでは?」と思う人もいるかもしれません。

しかし、大学の学歴を記載しないと、高校を卒業してから空白期間(ブランク期間)ができてしまい、その期間については面接で必ず質問されるので回答に困ってしまいます

また、大学入試に合格したことは企業から評価されることもあるので、大学の学歴については履歴書に記載しておいたほうがよいでしょう。

ただし、大学の学歴を記載するとしても、大学を卒業したことにするのは完全な経歴詐称ですので絶対に避けてください。

大学中退者の履歴書の書き方については、以下の記事でさらに詳しく説明しているので、こちらも参考にしてみてください。

大学中退者の履歴書の書き方の画像大学中退者の履歴書の書き方

除籍通知書で、履歴書に書く除籍日がわかる

大学を除籍されたら、大学から「除籍通知書」が本人と親宛に届きます。

この除籍通知書に記載されている日付が、正式に除籍された日である「除籍日」になります。

前期分の学費が支払えない場合は、前年度の3月31日。後期分の学費が支払えない場合は、9月20日前後に除籍日が決まるケースが多いです。

すでに、除籍通知書が届いていれば、履歴書の学歴欄にはその日付を記入します。

しかし、除籍が決まるのは、授業料の納付期限から2~3か月後で、除籍通知書はそれ以降に郵送されます。

ですので、除籍通知書が届かない間に就職活動をはじめる人もいますが、そのようなタイミングで履歴書を書く際は、

○年○月 △△高等学校 普通科 卒業
○年○月 △△大学 文学部 英文学科 入学
     △△大学 文学部 英文学科 経済的な理由で中途退学予定

というように、日付は記入せずに「中途退学予定」と記載しておきましょう。

除籍をされた人の就職面接対策

先ほどの説明の通り履歴書を作成すると、履歴書には「中途退学」と書いているので、大学を除籍された事実は履歴書からはわかりません

就職面接では、面接官から、大学を途中で辞めた理由だけが確認されます。

大学を途中で辞めた理由を説明する際には、「学費を納めず除籍されました」などの除籍された事実がわかる理由を述べてもよいですが、あえて述べる必要もないでしょう。

学費を納めず除籍されたのであれば、

「経済的に厳しく、学費を支払うのが難しかったからです。」

というように答えれば、除籍の事実を知られることなく、そのまま就職できることも多いです。

ただし、それほど多くはないですが、就職先が決まり入社する際に、企業から大学に通っていたことを証明する証明書を求められることがあります。

除籍をされた場合は、上で説明した除籍証明書などを提出しなければなりません。

その際に除籍されていたことが判明して、除籍された理由を確認される可能性はありますが、その時には「学費を支払期限までに支払えず除籍処分になりました。」と説明すれば、問題になることはないでしょう。

大学除籍後の就職を支援してくれるサービス

ここまで除籍後の就職活動方法について説明してきましたが、自分一人だけでは就職活動を行うのが難しいと感じた人もいるかもしれません。

そのような人は、大学中退者向けの就職支援サービスを利用してみてください

大学中退者向けの就職支援サービスでは、

  • 除籍後の就職に関する相談
  • 除籍された人向けの履歴書の添削や面接対策
  • 除籍をされた人が応募できる求人の紹介

を無料で行っていて、孤独になりがちな就職活動をサポートしてもらえるので、一人で就職活動をする場合に比べて早く内定を得られることが多いです。

以下の記事で、大学中退者が利用して内定をもらっている就職支援サービスを紹介しているので、ぜひ活用してみてください。

recruitment-website.jpgのサムネイル画像大学中退者が使っている求人サイト一覧

除籍後の奨学金手続き

奨学金を借りていた人が除籍されたら、すみやかに奨学金を止める必要があります

奨学金を止める手続きは大学の担当窓口で行えるので、早めに手続きを行いましょう。

除籍をされた日以降に奨学金が振り込まれていた場合は、大学で振込先を教えてもらい返金する必要もあります。

奨学金の返済は、奨学金を止めてから7か月後にはじまります

もし経済的に困難な状況で、奨学金の返済が難しいのであれば、奨学金の「返済期限猶予制度」を利用して、最長10年間返済を猶予できるので、こちらも一緒に手続きをしておくとよいでしょう。

奨学金を止める手続きや返済期限猶予制度の手続き方法については、以下の記事で詳しく説明しているので参考にしてください。

大学中退後の、奨学金の手続き大学中退後の、奨学金の手続き

大学中退者に人気の求人サイトランキング

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※ランキング調査期間:2019年1月31日~2020年1月31日

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