大学中退後は、アルバイトだけでも生活していけるのか?

大学中退後は、アルバイトだけでも生活していけるのか?のアイキャッチ画像大学中退をした人に限らず、正社員として就職せずに、アルバイトだけで生活をしていけるのではと考えている人はたくさんいます。

しかし、アルバイトをしても生活が安泰とならないことについては、「大学中退後に、フリーターを何歳まで続けることができるのか? 」でも取り上げました。

実際アルバイトだけで生活をしている人と、正社員になった人ではどのような差があるのかを、ここでは取り上げようと思います。

アルバイトと正社員の収入差

アルバイトをしている人と、正社員をしている人との差で最も大きいなものが、収入の差です。

正社員として働いていても、新入社員時は、年収が300万円程度にしかなりません。

一方、アルバイトでは、かけもちなどをして正社員並みに働いていれば、月収が20万円ほどになる人もいるので、年収が240万円になります。

アルバイトはかなり長時間働かないと年収240万円にならないので、不利な立場にあるのですが、収入の差は年齢が若い間はそれほど大きな差はないといえるでしょう。

しかし、勤め始めてからの年月が過ぎればすぎるほど、収入の差は、どんどん大きくなります

アルバイトは時給制ですので、時給アップが行われても数十円ほどの昇給に留まることが多いです。

一方で正社員は、年齢に応じて年収が上昇していく給与システムがまだまだ多くの企業で採用されており、30歳になる頃には年収が450万円以上になることが多いです。(平成22年度調査による)

単純に450万円を年2,000時間働くとして時給を計算すると、2250円にもなります。

アルバイトで時給2,250円を得るのは、中々難しいといえるのではないでしょうか。

正社員をしていれば30歳以降も年収は上がっていくので、年収差はさらに広がっていきます。

最終的に生涯賃金は、アルバイトで7,000万円〜9,000万円程正社員では2億2,000万円から3億ほどになるといわれており、その差は歴然としています。

社会保険の差

アルバイトと正社員には、社会保険の差も存在します。

しかし、社会保険についてはアルバイトでもある一定以上の時間、労働をしていれば、正社員と同じ社会保険制度に加入することができます。

社会保険の内、厚生年金保険健康保険の加入義務は以下の通りです。

  • 1週間の所定労働時間が正社員の4分の3以上
  • 1ヶ月の所定労働日数が正社員の4分の3以上

この二つの条件を満たしていれば、アルバイトの人でも正社員と同じように厚生年金保険と健康保険に加入することができます。

社会保険には、雇用保険も含まれているのですが、上記条件を満たしていれば多くの場合、雇用保険にも加入することができます。

社会保険に関しては、従業員が保険料の全額を支払うわけではなく、企業が一部(厚生年金保険と健康保険では2分の1)を負担してくれるので、加入しておくとかなりお得です。

また、健康診断なども

  • 期間を定めずに雇用されている(期間の定めがある場合でも、1年以上引き続き雇用される場合)
  • 1週の所定労働時間が正社員の4分の3以上である

の二つの条件を満たしていれば、実施しなければならないとされています。

ここまで見てくると、アルバイトという立場であっても、ある程度の時間働いていれば、社会保険の面では差がないといえるでしょう。

アルバイトの求人は年齢とともに得にくくなる

アルバイトをしている人にはいくつかのアルバイトを転々としている人も多いですが、年齢とともに求人が得にくくなるのも問題といえるでしょう。

飲食店でも小売店でも、アルバイトとして若い人を採用しているケースが多く、中年になってくると職を得るのが難しい状況があります。

アルバイトであっても、長期間同じ職場で働いていれば解雇するのが難しいのですが、それでも経営が悪化した場合などに、正社員より先にアルバイトが解雇されるというのは間違いありません。

転職するとしても、前職がアルバイトであるのと正社員であるのでは、採用選考での評価が大きく違ってきます

まとめ

最近では、アルバイトなど非正規の職で働いている人も増えてきていることから、正社員に比べてできるだけ不利になりにくい環境を整えようとしています。

しかし、実際問題としては、正社員とアルバイトの差はまだまだ大きく残っているので、大学中退をした際にはまず正社員を目指して就職活動をすることを強くおすすめします。

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