大学中退は人生終わり?大学中退後の進路を紹介

最終更新日: 2018年11月01日

大学中退をすると人生は終わりなのか?のアイキャッチ画像

大学中退をすると、これまでの学生生活というレールの上から外れるために、「人生終わりなのでは?」「親不孝なのでは?」と考える人もいます。

しかし、本当にそうなのでしょうか?

ここでは、大学中退をしても人生は終わらないことや、親不孝ではないことについて解説します。

また、

  • 大学中退者が選べる全ての進路
  • 大学中退者の「大学中退理由」や「大学中退後にしていた事」
  • 大学中退をする際に、必ずしておくべきこと

についても紹介します。

大学中退者など若者の就職支援を10年以上行ってきた経験や、大学中退者にインタビューをして得た情報を元にアドバイスも行っているので、ぜひ参考にしてください。

大学中退をしても、人生は終わらない

当サイトを訪問している人にも、「中高大と学校を卒業して、就職する」というイメージを持って、これまで過ごしてきた人は多いのではないでしょうか。

このような皆と同じ道を進んでいる間は、不安を感じないのですが、大学中退をして少し道をそれると、孤立するため不安を感じる人が多いです

しかし、大学中退をしても、人生は終わりません

大学中退をする人は、以下の国の調査結果から分かるように、2014年の1年間だけで79,311人もいます。

2014年に文部科学省が大学中退者について調査した結果。2014の1年間に大学中退した人は79311人、大学を休学した人は67654人。
出典:文部科学省「学生の中途退学や休学等の状況について」平成26年9月25日

毎年のように何万人もの人が大学中退をしているにも関わらず、大学中退者の人生が終わりになるようなことはありません。

大学中退をした人はたくさん見てきましたが、取材やインタビューをした人を含めて、さまざまな進路を選び充実した生活を送っている人も多いです。

大学中退後には、

  • 正社員を目指す
  • 他大学や専門学校に転校する
  • 公務員を目指す
  • 資格を取得する
  • 起業する

など、さまざまな選択肢から進路を選べます。

ですので、大学中退をしても、前向きに次の進路を選択すれば道は開けると考えておくとよいでしょう。

大学中退後に選べる全ての進路については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

choices.jpg大学中退後に選べる全ての進路一覧

大学中退をしても、親不孝ではない

大学中退をすると、

  • 「親に高い授業料を払ってもらったのに無駄になる」
  • 「大学を卒業することが期待されていたのに」

など、親不孝になるのではないかと考える人も多いです。

確かに、大学を卒業してくれることを願う親御さんは多いですが、本心としては「子供が幸せになること」を願っている場合がほとんどです。

大学を卒業すれば幸せになれるイメージがあるかもしれませんが、それが本当に本人の幸せにつながるとは限りません。

実際に中退をした人には、中退後に選んだ進路で満足している人もたくさんいるからです。

親御さんにも、子供が大学中退後に選んだ進路で頑張っている姿や充実している姿を見て大学中退をしたことも「これでよかったのだ」と納得する人が多いです。

上記したように、大学中退をした後にも選べる進路がたくさんあります。

ですので、選択する進路で迷わないように、今から進路についてよく検討して、選んだ進路で頑張っている姿を親御さんに見せてあげましょう

大学中退者の「大学中退理由」

大学中退者の「大学中退理由」と「その後の進路」のアイキャッチ画像

ここからは、実際に大学中退をした人はどのような理由で中退をしたのか見ていきましょう。

以下の図は、2014年にハローワークを訪問した大学中退者に「中退をした理由」を聞いた結果です。

2014年にハローワークに訪れた大学中退者に中退理由を聞いた調査結果。学業不振・無関心42.9%。家庭・経済的理由(妊娠出産含)19.3%。進路変更15.1%。病気・ケガ・休養10.9%。人間関係・大学生活不適応10.0%。特に何もない・その他1.8%。
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究」平成27年5月27日

大学中退をした人の中退理由で最も多いのは、単位を落としたり、授業にあまり出席しなかったといった「学業不振」です。

それ以外では、「家庭・経済的理由」「進路変更」が比較的多い理由になっています。

2012年に行われた別の調査では、「経済的理由」が最も多い中退理由だったのですが、少し景気がよかったことが影響したのか、「経済的理由」は2番目に多い中退理由になりました。

大学中退者が「中退後にしたいと思った事」と「中退後に実際にしていた事」

大学中退をした人は、中退後に何をしていたのでしょうか。

大学中退者に「中退後にしたいと思った事」と「中退後に実際にしていた事」について、調査を行った結果が以下の図ですので見てみましょう。

中退した直後にしたいと思ったことと実際にしていたこと(独立行政法人、労働政策研究・研修機構調べ)。中退した直後にしたいと思ったこと。正社員として就職したい、47.1%。アルバイトをしたい。20.7%。特に何も考えていなかった、18.3%。他の学校へ入学したい、13.5%。資格を取得したい、10.9%。在学中から行っていたアルバイトを継続、12.0%。職業訓練を受けたい、3.6%。中退した直後に実際にしていたこと。正社員として就職するための準備をした、32.6%。アルバイトを探した、32.7%。何もしなかった、9.6%。入学するための勉強した、4.2%。資格取得のための勉強をした、11.1%。アルバイトを継続した、29.7%。職業訓練を受けるための準備をした、4.4%。
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究」平成27年5月27日

大学中退後には、5割近くの人が「正社員として就職したい」と考えています。

しかし、実際に正社員就職を目指して行動を起こした人は3割ほどで、アルバイトをしている人が多いです。

本当は正社員になりたかったにも関わらず、就職活動の仕方がわからなかったり、内定をもらえる自信が持てなかったりして、就職活動に動きだせず、アルバイトをする大学中退者が多いです。

しかし、就職活動では、年齢が若いほうが内定を得やすいですし、正社員として就職すれば待遇はアルバイトよりよくなります

また、アルバイトでは、どれだけ長く続けていても技術や資格が身につかないので、そのまま年齢が上がると、より正社員になることが難しくなります。

ですので、大学中退後に、安易にアルバイトを選ばないことが大事です。

「大学中退者と資格取得」

大学中退者には、中退後に資格取得を目指して勉強をする人もいます。

「薬剤師資格」や「看護師資格」など、働くために必要で、ある程度難易度が高い資格を取得すれば就職活動で有利になります

しかし、1か月程度で取得できるような簡単な資格を取得しても就職活動では有利にならないことが多いので、注意が必要です。

企業によっては、就職してから資格取得の勉強をはじめると、勉強のための補助金がでたり、資格取得祝い金がでることがあります。

ですので、大学中退後に資格取得をするかどうかについても、よく検討する必要があります。

大学中退者が正社員就職できる就職支援サービスの力

大学中退後には、正社員になりたい人がたくさんいるにも関わらず、就職活動をすることに自信が持てず、就職活動に取り組めない人が多いです。

しかし、当サイトを訪問した大学中退者には、就職活動をして正社員として内定をもらっている人がたくさんいるので、もし正社員になりたいと思うなら、大学中退後に就職活動に取り組んでみてください。

今現在は、人材不足の企業が多くなっているので、大学中退者が採用されやすい環境が広がっています。

また、どうしても大学中退後の就職活動に不安がある場合は、大学中退者向けの就職支援サービスを利用すると、正社員の内定を得られる可能性を高められます。

大学中退者向けの就職支援サービスでは、

  • 大学中退者の就職活動に関する相談
  • 大学中退者向けの求人の紹介
  • 大学中退者向けの、履歴書の書き方や面接のアドバイス

を行ってくれます。

大学中退者の就職活動では、応募できる求人が見つからないということで悩む人が多いです。

しかし、就職支援サービスでは、大学中退者の採用実績があったり、大学中退者を積極的に採用したいと考えている企業の求人だけを紹介してくれるので、就職活動をスムーズに進められます

大学中退者の就職活動での困難な部分をほとんど取り除いてくれるので、就職活動に自信が持てなかった人も、自信を持って就職活動に踏み出せるはずです。

大学中退者向けの就職支援サービスは以下の記事で紹介しているので、正社員になりたい人は、ぜひ利用してみてください。

大学中退をする際に、必ずしておくべきこと

ここまでは大学中退後のことについて見てきましたが、大学中退をするかどうかを迷っている人もいるでしょう。

大学中退をするか決める際には、しておいたほうがよいことがあります。

そのことについて、これ以降で詳しく解説していくので参考にしてください。

大学中退のメリット・デメリットを知る

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大学中退をするかどうかを判断する際には、大学中退のメリット・デメリットをよく知る必要があります。

これ以降で、大学中退には、どのようなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。

大学中退のメリット

自由な時間でやりたいことができる
大学に通う間も自由時間はありますが、退学するとすべての時間を自分のやりたいことに使えます

自由な時間でさまざまな経験をしたり、大学に通っていた時の経験を振り返ることで、より自分の興味・関心・性格に合った進路を選ぶことができる人もいます。
授業料の支払いが必要なくなる
経済的な理由で大学中退を考えている人だけでなく、それ以外の人にとっても、数百万円の授業料の負担は大きいでしょう。

奨学金を借りていた人の場合、それらは将来返済をする必要があるので、大学中退をすることで返済金額を少なくすることができます。
大学内での問題から離れることができる
人間関係で悩んでいたり、授業がつまらないというような場合、大学に通う間に改善できればよいですが、実際はなかなか難しい場合も多いです。

そのような場合は、退学することで問題から解放されて、別の道を探すことができます

大学中退のデメリット

最終学歴が高卒になる
最終学歴は、「最も高い水準の学校を卒業した経歴」を表すので、大学中退者の最終学歴は「高卒」です。

就職活動で求人に応募する際には、基本的に、学歴の条件が「高卒以上」や「学歴不問」となっている求人にだけ応募できます

大卒に比べると、応募できる求人数は少なくなります。
奨学金の返済がはじまる
退学をして奨学金の振り込みを止めると、7か月後から奨学金の返済がはじまります

奨学金の返済するためには、それまでに就職する必要がある人も多いでしょう。

しかし、奨学金の返済は、手続きをすることで猶予期間がもらえるので、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

大学中退後の、奨学金の手続き大学中退後の、奨学金の手続き
新卒採用に参加できない
大学3年生の終わり頃や4年生になると、新卒者向けの求人がたくさん出てきますが、大学中退者はそれらの求人に応募できません

大学中退者は、転職者などと一緒に、中途採用に参加することになります。

大学中退後の就職に関するデメリットの対処方法については、以下の記事で解説しているので、こちらもチェックしてみてください。

大学中退就職ガイドのアイキャッチ画像大学中退者の正社員就職方法とおすすめ職種

大学中退をすることには、ここまで紹介したようなメリット・デメリットがあります。

これら以外にも、自分にとってのメリット・デメリットがないかよく考えてみましょう。

大学中退をして「後悔しない人」と「後悔する人」の違いを知る

大学中退をして「後悔しない人」と「後悔する人」の違いを知るのアイキャッチ画像

大学中退をした人には、大学中退をして後悔しない人と、後悔する人がいるので、その違いについて知っておきましょう。

大学中退をして後悔しない人の特徴

大学中退をする理由が明確にある
「大学中退をする以外に方法がなかった」など明確な理由がある人には、大学中退をすることに納得感があるので、後悔しない人が多いです。
大学中退後の進路を決めている
大学中退をする前に進路を決めている人は、大学中退後すぐに次の進路に進めるので、大学中退後に時間を持て余して後悔をすることが少ないです
自分の適性に合う進路を選んでいる
大学中退後に選んだ進路に満足している人は、大学中退をしてよかったと思う人が多いです。

自分の性格や、やりたいことを踏まえて、適性のある進路を選んだ人に、充実した生活を送っている人が多いです。

大学中退をして後悔する人

大学中退理由が明確でない
なんとなく退学をした人には、後悔をする人が多いです。

後になってよく考えた時に、「やっぱり大学に行っておけばよかった」と後悔する人が多いです。
大学中退後の困難な部分を知らない
大学中退をすることには、デメリットもあります。

そのようなデメリットを知らないまま大学中退をした人には、「こんなに苦労するなら大学に通っておけばよかった」と後悔する人が多いです。

大学中退をして後悔しないためには、

  • 大学中退をする理由は明確か?納得感はあるか?を考える
  • 大学中退後のデメリットを把握する
  • 大学中退をする前に進路を決める
  • 進路を決める際には、自分の適性を踏まえてよく検討する

とよいでしょう。

大学中退について親と相談する

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大学中退を自分一人で決める人もいますが、大学中退を考えている段階で誰かに相談をすることが大事です。

相談をすることで悩みが解決して、大学に再度通いだす人も多いからです。

たとえ大学中退をしても、相談できる人がいると進路選択の際にサポートをしてもらえ、次の進路にスムーズに進める可能性が高くなります。

大学中退者は、親に相談をする人が多いので、皆さんも、まずは親に相談をするとよいでしょう。

私が取材した大学中退者には、親に相談をすると、はじめは、

  • 「大学を辞めるなんて、もったいない」
  • 「大学に通いなさい」

とだけ言われた人もいます。

しかし、しっかり「中退したい理由」を伝えていたことで、少し時間が経ってから大学中退をすることを納得してもらえ、次の進路に進む際には応援してくれたそうです。

このようなケースもあるので、親に相談をする際は、

  • 中退したい理由をきっちり伝える
  • 親の気持ちの整理がつくまで少し時間をおく
  • 再度相談をする

というような手順で行うとよいでしょう。

そして、どうしても中退しなければならない場合は、中退後の進路についても相談をするとよいでしょう。

親と大学中退について相談をする方法については、以下の記事で詳しく説明しているので、参考にしてみてください。

親と良い関係を続けたまま、大学中退について相談する方法親と良い関係を続けたまま、大学中退について相談する方法

大学中退の手続きを完了させる

大学中退の手続きを完了させるのアイキャッチ画像

大学中退をした人には、なんとなく学校に行かなくなり、そのまま中退をしたという人もいます。

しかし、中退の手続きをしておかないと、その間は大学に在籍していることになり、授業料が発生します。

子供が学校に行っていないのを知らずに、無駄に親がお金を払い続けているというようなケースもあります。

また、授業料の支払いが行われないと、家に督促状とくそくじょうが届くこともあるので、大学中退をすると決めたら、きっちり手続きをしておくことが大事です。

大学中退の手続きについては、以下の記事で詳しく説明しているので、こちらを参考に手続きをしてください。

大学中退(退学)をするための手続き大学中退(退学)をするための手続き

また、その他の大学中退関連の手続きである、

  • 退学証明書の発行手続き
  • 奨学金をストップさせる手続き
  • 編入の手続き
  • 休学の手続き

などについて、以下の記事で解説しているので、こちらも見ておくと役に立つはずです。

大学中退関連の各種手続きの御案内のアイキャッチ画像大学中退関連の各種手続きの御案内

早めに次の進路を選び行動しよう!

早めに次の進路を選び行動しよう!のアイキャッチ画像

上でも紹介したように、大学中退後の選択肢には、

  • 正社員を目指す
  • 他大学や専門学校に転校する
  • 公務員を目指す
  • 資格を取得する
  • 起業する

などがあります。

これらの中から進路を選ぶのですが、大学中退をした人は早めに次の行動に移るようにしてください。

留まっていても変化がないですし、次の課題も見えてきません。

そして、ただその状態でいられればよいのですが、悩みがますます深くなり袋小路に迷い込む人もいます

行動することでしか解決することはできないので、早め早めに次の進路に進むようにしてみてください。

大学中退後の進路については、以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

choices.jpg大学中退後に選べる全ての進路一覧

また、大学中退後は、正社員に就職すると決めている人は、以下の記事で紹介している大学中退者向けの就職支援サービスを利用してみてください。

就職支援サービスを利用すれば、大学中退者が応募できる求人を紹介してくれたり、就職に関する相談にのってもらえたり、履歴書の書き方や面接対策も行ってくれるので心強いはずです。

ぜひ、利用してみてください。

大学中退者
人気求人情報サイトランキング

大学中退者に人気の求人情報サイトを、ランキング形式で紹介します。

第1位
JAICセカンドカレッジ
JAICセカンドカレッジは、大学中退者向けの、研修付きの人材紹介サービスです。

大学中退者のために組まれた特別研修プログラムを受講して、中退というコンプレックスを乗り越えて正社員就職を実現できます。
第2位
リクナビNEXT
リクナビNEXTは、大学中退者の利用者が多い人気求人情報サイトです。

様々な職種や地域の求人に加え、他では得られない大企業の求人も充実しています。
第3位
リクルートスタッフィング
はじめて派遣社員を目指す人がたくさん利用している、人材派遣求人サイトです。

正社員になれる紹介予定派遣の求人も充実しています。

大学中退者が使っている全ての求人情報サイトを見たい方は、以下の記事をチェックしてみてください。

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