大学中退すると人生は終わりなのか?

大学中退すると人生は終わりなのか?のアイキャッチ画像大学中退をしてしまうと、これまでの学生生活というレールから外れてしまうために「人生終わりなのでは」と考えてしまう人もいるようです。

本当にそうなのでしょうか?

当然ながら、大学中退をしても人生は終わらない

当サイトを訪問している方にも、「中高大と学校を卒業して、就職する」といったイメージを持って、これまで過ごしてきた人は多いと思います。

こういった皆と同じ道を進んでいる間は、心配や不安をそれほど感じないのですが、大学中退など少し道をそれるだけで、不安が押し寄せてきます

しかし、当然ながら大学中退をしたからといって人生が終わるようなことはありません

そもそも、大学中退をする人は年間でも何万人(2014年の国の調査では1年間で79,311人)もいるので、この人たちの人生がそこで終わりとなっているなら、世の中はおかしいといえるでしょう。

2014年に文部科学省が大学中退者について調査した結果。2014の1年間に大学中退した人は79311人、大学を休学した人は67654人。
学生の中途退学や休学等の状況について

大学中退をした人たちには、その後に様々な進路を選び充実した生活を送っている人も多いので、皆さんも難しく考えすぎないようにしたいです。

大学中退後に選べる進路一覧」で示しているように、大学中退後にも様々な進路の選択肢があります。

ですので、もし大学を中退することになったとしても、前向きに次の進路を選択すれば道は開けると考えておくとよいでしょう。

大学中退理由と、その後の進路

ここまで見てきたように、大学中退をする人は毎年たくさんいます。

しかし、そういった大学中退者が「なぜ大学中退をしたのか」「中退後にはどういった進路に進んでいるのか」気になっている人もいるかもしれません。

大学中退者に関しては、国が様々な調査を行っているので、調査結果を少し見てみましょう。

下の図は、2014年にハローワークを訪問した大学中退者に「中退をした理由」を聞いた結果です。

2014年にハローワークに訪れた大学中退者に中退理由を聞いた調査結果。学業不振・無関心42.9%。家庭・経済的理由(妊娠出産含)19.3%。進路変更15.1%。病気・ケガ・休養10.9%。人間関係・大学生活不適応10.0%。特に何もない・その他1.8%。
大学等中退者の就労と意識に関する研究

大学中退をした人の中退理由で最も多いのは、単位を落としたり、あまり出席をしなかったといった「学業不振」です。

それ以外では「家庭・経済的理由」「進路変更」が比較的多い理由になっています。

2012年に行われた別の調査では、「経済的理由」が最も多い中退理由だったのですが、少し景気がよかったこともあるのか、「経済的理由」は2番目の中退理由になりました。

それでは、こういった理由で中退した人は、中退後に何をしていたのでしょうか?

下の図は、大学中退者に「中退後にしたいと思ったこと」と、「実際に中退後にしていたこと」について聞いた結果です。

中退した直後にしたいと思ったことと実際にしていたこと(独立行政法人、労働政策研究・研修機構調べ)。中退した直後にしたいと思ったこと。正社員として就職したい、46.6%。アルバイトをしたい。21.4%。特に何も考えていなかった、16.4%。他の学校へ入学したい、12.8%。資格を取得したい、11.4%。在学中から行っていたアルバイトを継続、11.1%。職業訓練を受けたい、3.6%。中退した直後に実際にしていたこと。正社員として就職するための準備をした、32.1%。アルバイトを探した、31.8%。何もしなかった、8.5%。入学するための勉強した、3.9%。資格取得のための勉強をした、10.6%。アルバイトを継続した、27.3%。職業訓練を受けるための準備をした、3.7%。
大学等中退者の就労と意識に関する研究

中退後には、5割近くの人が「正社員として就職したい」と考えているようです。

しかし、実際に正社員就職を目指して行動を起こした人は3割ほどで、アルバイトをしている人が非常に多いようです。

中退後にしたかったのは、「正社員就職」だったのに、中々動きだせずアルバイトをしている人が多いのかもしれません。

正社員に就職すれば待遇はアルバイトよりよくなるので、この結果は非常にもったいない気がします。

大学中退について親と相談する

end-6.jpg大学中退を自分だけで決めて辞めてしまう人もいますが、大学中退を考えている段階でまず誰かに相談をすることが非常に大事です。

相談をすることで、悩んでいたことが解決して、大学に再度通い出す人もいるからです。

たとえ大学中退をしたとしても、相談できる人がいると進路選択の際にサポートをしてもらえて、次の進路にスムーズに進むことができる人も多いです。

大学中退者が相談する場合、親に相談する人が多いです。

身近な存在であり、いつでも相談ができるので、皆さんも、まずは親と相談をしてみるとよいでしょう。

中には、親と相談をするのを億劫に感じる人や、親もはじめて相談された時は驚いてしまう人もいます。

実際、私が取材した大学中退者にも、親に相談するとはじめは「大学に通いなさい」とだけ言われた人もいます。

しかし、しっかり「中退したい理由」を伝えることで納得してもらえて、次の進路に進む際にも応援してくれたそうです。

こういったケースもあるので、親に相談する際には、中退をしたい理由をきっちり伝えて、親の気持ちの整理がつくのを待ってから再度相談をするとよいかもしれません。

そして、どうしても中退しなければならない場合は、中退後の進路についても相談するとよいでしょう。

大学中退の手続きを完了させておく

大学中退をする人には、なんとなく学校に行かなくなり、そのまま中退をしてしまったという人もいます。

しかし、中退の手続きをしておかないと、その間は大学に在籍していることになり、授業料が発生します。

子供が学校に行っていないのを知らずに、無駄に親がお金を払い続けているといった場合もあります。

また、授業料の支払いがされないと、家に督促状が届くようなこともあるので、大学中退をすると決めたら、しっかり手続きをしておくことが大事です。

大学中退に関する手続きは、「大学中退(退学)をするための手続き」で詳しく説明しているので、こちらをチェックしてください。

また、「大学中退証明書の発行方法」や「編入の方法」、「休学の方法」などについても、「大学中退関連の各種手続きの御案内」で解説しているので、こちらも見ておくと役に立つはずです。

早めに次の進路を選び行動しよう!

早めに次の進路を選び行動しよう!のアイキャッチ画像ここまで大学中退に関する様々なことを解説してきましたが、大学中退をした後には次の進路に進んでいくことになります。

大学中退後の選択肢には、「民間企業への就職」や「公務員試験を受ける」、「専門学校に通う」、「国家試験を受ける」などがあります。

これらから進路を選ぶのですが、大学中退をした人には早めに次の行動に移って欲しいと思っています。

留まっていても、何も変化がないですし、次の課題も見えてきません。

そして、ただその状態でいられればよいのですが、どんどん悩みは深くなり袋小路に迷い混んでしまう人も中にはいます

行動することでしか解決はできないので、早め早めに次の進路に進むようにしてみてください。

大学中退後の進路については、「大学中退後に選べる進路一覧」 で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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