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日本で大学中退後に起業するのは現実的か?

最終更新日:2018年3月30日

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海外では、IT業界などに多くの中退者起業家がいます。

そして、業績を上げて有名になった人もたくさんいます。

少しだけ例を上げてみても、

  • アップルのスティーブジョブス
  • マイクロソフトのビルゲイツ
  • フェイスブックのマークザッカーバーグ

などがいます。

このような人たちを見ていると、日本でも「中退後に起業して成功することができるかもしれない」と思うのですが、現実問題としてどうなのでしょうか?

1. 起業するのに必要な資金

起業するのに「事業計画」や「理念」が大事なのは分かりますが、そのようなことの前提として「資金」が必要なのは間違いないです。

そこで、起業に必要な資金がどれくらいになるのかまず見ていきましょう。

「株式会社」にするのか「個人事業」にするのか、によって必要な資金は変わるのですが、ここでは株式会社を設立するものとします。

会社の設立には、自分で設立する方法と、専門業者に依頼する方法があるのですが、どちらを選択したとしてもかかる費用の差は数万円しかなく、どちらであっても25~35万円くらいの間に収まります。

無駄な経費を抑えたいということで、自ら勉強して設立手続きをする人もいますが、時間がかかることや間違いなどのリスクを考えると、数万円の違いなら専門業者に依頼するのが安全で確実です。

設立費用以外に必要な費用には、

  • オフィス代
  • 家具代
  • 事務機器代
  • ネット環境代

などがあり、これらを合計すると、設立時の初期費用として100万円は必要になります。

ただし、オフィスを自宅にしたりすると大きく費用を抑えることができます。

そして、毎月の運転費としては、自分一人だけで起業する場合で60万円から100万円が必要とされています。

これらのことを考えていくと、起業の際に必要な資金として300万円は必要ということになります。

ただし、先ほどもかいたようにオフィスを自宅にすれば必要な資金はかなり減りますし、逆に人を雇うのであればもっと資金が必要になります。

以前は、30歳までに1,000万円貯めて、それから独立や起業をするということがよくいわれていました。

しかし、今は設立費用が安くなったり、IT機器の発達で余計なコストが発生しなくなっているため、必要資金は少なくなっています。

2. 現実路線で中退者が起業をする方法

さて、ここまで一般的な起業に必要な資金を見てきましたが、海外の例でもあるように中退後に起業して成功している起業家は、ガレージで起業したなど自宅をオフィスにしていることが多いです。

また、学生と同じようなステータスで起業しているので、給料が特に必要とは考えておらず、「上手くいけばいいなぁ」という軽い気持ちではじめたというのが現実であると思います。

つまり、上記した必要資金の多くが中退者から起業した場合には必要なく、また友人などと協力できる環境にあったとしたら、人件費もかからず上手くいったときに給料をはらうという形ではじめてもよいと思います。

このような形で事業をはじめても、IT機器を使えばアプリの制作やホームページの制作などでしたらほとんど費用が発生せずに行え、上手くいけば一気に売り上げが増え、それを事業資金にして次の投資を行うことができるようになります。

起業を考えている人にアドバイスする場合、銀行やエンジェル投資家といった人に事業計画を見せ資金を提供してもらうということがあるようなのですが、日本ではまだまだ環境が整っていないことが多いので、中退者が資金提供をお願いしても難しいのではないかと思います。

それよりも、今やIT機器を使えばほぼ資金なしで、市場に商品を提供し売り上げを発生させることができるのですから、そこからはじめるというのが現実的であると思います。

3. 今、日本において起業がチャンスなのではないかと思う

IT関連の企業などを見ていると、アメリカのシリコンバレーなどが有名ですが、これからは日本の起業家がどんどん活躍するようになるのではないかと思っています。

アメリカというのはやはり開拓精神の塊みたいな人が多いので、市場を切り開いていく時には大きな力を発揮するように思います。

そのようなことから、インターネットの初期やメールの誕生期、OSの登場といった新しい物が出てくるときには力を発揮しています。

しかし、いったんそれらが普及してインフラのようになってしまえば、それ以降はコンテンツの提供やサービス部分での細やかな対応、ホスピタリティーといったような部分が重要になってくると思います。

最近、誕生したLINEなども、メールという無味乾燥としたツールを活き活きとしたコミュニケーション手段に変えたということで、いかにも日本的な発想の転換だと思います。

また、動画サイトといった映像を提供する無味乾燥としたツールを、ニコニコ動画という人間がそこにいる環境を提供したことにより、これからもどんどん発展していきそうに思います。

最近、感じるのは、検索サービスのつまらなさで、どの検索エンジンも同じような結果ばかりを提供していて、もはや検索エンジン技術自体の差別化部分はほとんど無いのではと思っています。

もし日本人が本気で検索サービスを改善すると考えた場合、どのようなサービスが出てくるのかと期待してしまいます。

このような細かい部分での改善については、日本人のほうが上手くやっていけると思うので、これから日本の起業家が活躍する場面がたくさん出てくるのではないでしょうか。

4. 起業に必要なもの

資金以外に中退者が起業する場合に必要なのは、技術力とできれば語学ということになると思います。

資金が無い人には、ある程度のIT技術が必要ですし、ネット上の情報のほとんどは英語によるものですので、英語ができればさまざまな点で有利になれるはずです。

ただ、これらが無くても、志ひとつで周りを巻き込み大きな事業を興す人もいます

一概にこれが正しいといえないのが起業のおもしろいところで、成功もあれば失敗もあるので、起業を考えている人はどちらの結果が出ても楽観的でいられることが一番大事かもしれません。

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記事の監修者

岸 憲太郎

・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業

人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
それらの経験を社会に還元していくために、記事の監修だけでなく、編集にも深く関与して情報発信を行っています。
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