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【見本あり】大学中退者の履歴書の書き方を徹底解説!

最終更新日:2021年2月25日

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大学中退者が履歴書を書く際、

  • 「大学中退をどう書けばよいかわからない」
  • 「中退理由は書くべきなのかわからない」

など、書き方で悩む人が多いです。

ここでは、

  • 大学中退学歴は履歴書に書くべきか
  • 中退学歴を書くと選考でどう影響するのか

などの解説と、見本を用いながら大学中退者の履歴書の正しい書き方を1から丁寧に解説していきます。

1. 大学中退学歴は履歴書に書くべき?

1-1. 最終学歴は高卒でも、履歴書に大学中退を書かないのはNG

総務省の定義によると最終学歴は「最も高い教育機関を卒業した経歴」ですので、大学中退者の最終学歴は高卒になります。

最終学歴が高卒なら、履歴書に大学中退は書かなくてもよいのでは?と思うかもしれませんが、履歴書には大学中退を書く必要があります

中途退学は学歴として認められていませんが、履歴書の学歴欄には「入学」「卒業」だけでなく、「中途退学」「編入」などすべての就学区分を書くのが基本とされているためです。

また、大学中退を書かないと、高校卒業から就職活動までの期間が空白期間となってしまい、余計に悪い印象を持たれかねません。

1-2. 大学中退を大学卒業と書くと学歴詐称になる

大学中退が理由で選考で不利になることを恐れて、「大学中退を大学卒業と偽って書いてもバレないのでは?」と考える人もいます。

気持ちは分からなくもないですが、大学中退を大学卒業と偽ることは、学歴詐称と言って軽犯罪法に触れる行為です。

面接が進むたびに嘘をつく回数が増え、矛盾が生じて面接官からの信頼がなくなってしまいます。

もし入社できても、バレると減給や懲戒処分、最悪の場合解雇されたり自主退職を促されることもあります。

文部科学省の調査では、年間約8万人(平成26年度)もの人が大学を中退していることが分かっており、大学中退は珍しいことではありません。

大学中退をコンプレックスに感じすぎると、面接で自信の無さが伝わってしまうので、大学中退は潔く認め前向きに就職活動を行いましょう。

1-3. 大学中退後に就職した人は、中退学歴を履歴書に書いた?

大学中退の学歴について履歴書に書かなければならないことはわかっても、実際にそれで採用されるものなのでしょうか?

そこで、大学中退後に就職した7名の方に、

  • 大学中退の学歴を隠して就職活動をしようと思ったことがあるか?
  • 実際に大学中退の学歴を隠して就職活動を行ったことがあるか?

などを聞いてみました。

今回質問させていただいた7名の方には、隠そうと思ったことがあった人はいても、実際に大学中退の学歴を隠した人は一人もおらず、皆正直に伝えていたようです。

その理由は「自分に正直でいたい」「面接時に、質問を受けている際に辻褄が合わなくなる危険性があった」からだそうです。

今回協力していただいた7名の方には、「履歴書を作成する際に、学歴が原因で苦労した経験と克服した方法」などについても質問して体験談としてまとめているので、以下の記事も参考にしてください。

大学中退の学歴で就職活動で苦労した体験談7つ大学中退の学歴で就職活動で苦労した体験談7つ

2. 大学中退を履歴書に書くと、選考にどう影響する?

2-1. 面接で大学中退理由を聞かれる

履歴書に大学中退と書くと、面接ではほぼ100%大学中退理由を聞かれます

この中退理由の答え方によって、

「やっぱり継続力が無さそう」とマイナスイメージを持たれるか、

「この人なら大学中退をしていても頑張ってくれそう」とプラスの印象を与えられるかが変わります。

大学中退理由は基本的にネガティブになりやすいですが、できるだけ前向きに伝えるのがポイントです。

例えば、「大学の授業に関心が持てず中退しました。」と伝えるより、

「祖母の入院をきっかけに介護の仕事に関心を持ち、大学での勉強より早く働いて経験を積みたいという思いが強くなりました。」

と、仕事への意欲を強めにアピールした方が前向きで好印象です。

以下の記事では、大学中退理由の答え方を例文を用いて解説しているので、良ければ参考にして下さい。

大学中退理由ランキングと理由別の面接回答例文14選の画像大学中退理由ランキングと理由別の面接回答例文14選

2-2. 大学中退者NG企業の書類選考に通らない

大学中退というだけ不採用にする企業は多くはありませんが、残念ながら一定数存在します。

例えば大手企業や倍率の高い人気職種などは、応募数が多く全員と面接することが難しいので、書類選考である程度絞っていく必要があります。

そのような企業では、大学中退者や職種未経験者など、その企業が求める一定の学歴・経歴がない人は不採用になることがあります。

しかし、考え方によっては、履歴書に大学中退を書くことで、大学中退者NG企業の面接に行かなくて済み、時間やお金の無駄になりません

逆に、大学中退という学歴を知った上で面接をしてくれる企業は、採用される可能性がある企業なので、そのような企業の面接に力を入れていきましょう。

2-3. 大学に入学できるだけの学力を評価される

大学を途中で辞めたことについては、「継続力がない」とマイナスイメージを持たれやすいですが、一方で、大学に入学できるだけの学力を評価してくれる企業もあります。

中退した大学の偏差値が高いほど、企業からの評価も上がりやすいです。

また、基本的に大学中退者は高卒として採用されますが、大学在籍期間が長い場合などは大卒や短大卒として採用してくれる企業もあります。

2-4. 大学中退者は就職支援サイトで、履歴書を添削してもらおう

大学中退の学歴について書くことを決めても、履歴書で学歴や志望動機、自己PRなどをうまく伝えられず、書類選考で落とされてしまう人は少なくありません。

そのようなことを避けるためには、就職支援サイトを利用して履歴書の添削を受けるとよいでしょう。

就職支援サイトでは、大学中退が不利になりにくい履歴書の作成方法を個別の事情に合わせて教えてくれます。

また、大学中退のマイナスイメージを挽回するための、志望動機や自己PRの書き方も教えてもらえます。

就職支援サイトの多くでは、書類選考なしで面接に参加できる企業の紹介も行っています。

以下の記事で、無料で利用できる、大学中退者におすすめの就職支援サイトを紹介しているので、ぜひ活用してみてください。

大学中退者におすすめの就職サイト8選のアイキャッチ画像大学中退者におすすめの就職サイト8選

2. 【見本付き】履歴書左側の書き方

大学中退者が履歴書を書くとき、中退学歴や中退理由の書き方、職歴欄にアルバイトは書くのかなど難しい部分が多いです。

そこで、ここからは、大学中退者の履歴書の正しい書き方を、履歴書の流れに沿って基本から丁寧に解説していきます。

大学中退理由や志望動機、職歴欄の例文も載せているので、参考にしながら書いてみて下さい。

大学中退者の履歴書の選び方

大学中退者は職務経験が無いので、熱意や性格を伝えるためにPRの欄や志望動機の欄が大きい履歴書を選ぶとよいです。

最近では、パソコンで履歴書を作って印刷して提出する人もいますが、やはり手書きが主流です。

ただし、IT関連企業などパソコンをよく使う企業志望であれば、パソコンやワープロを利用して履歴書を作っても問題のないケースが増えてきています。

大学中退者の履歴書左側見本

「氏名欄」から全て楷書体で丁寧に記入
履歴書は、丁寧に記入するのが基本ですので、氏名を記入する際にも続け字で書かずに、一画一画を離して書く「楷書体」を使います。

氏名欄の上にはふりがなを記入しますが、「ふりがな」と書かれているならひらがなで、「フリガナ」と書かれているのならカタカナで記入します。

また、消せるボールペンや鉛筆、字が下手になる恐れのある万年筆は使わずに、ボールペンを使って記入します。

履歴書は書く所が多いので、つい間違えてしまいますが、修正テープや修正ペン、二重線での訂正は好まれません

記入する内容を考えながら履歴書を書いていると、記入ミスや間違いが多くなるので、履歴書本体に記入する前にノートに下書きをしてから、それを写すとよいです。
「証明写真」は写真屋で撮る
気軽に利用できるからと、証明写真を自動証明写真機で撮影したもので済ます人もいますが、なるべく写真屋で撮りましょう

証明写真用のプランのある写真屋では、就職活動向けのメイクやヘアセットをしてくれたり、色むらや肌荒れを補正してくれるお店が多いです。
「住所欄」は都道府県から略さずに記入
志望先企業が同じ都道府県の場合でも、住所は都道府県から何丁目、何番地、何号まで略さず記入します。

連絡先は、今現在、自分が住んでいる住所以外に連絡してほしい住所(実家など)がない場合は、記入しなくてもよいです。

採用に関する電話がかかってくるので、電話番号は一番繋がりやすい番号を記載しておきます。
「学歴欄」は中学校卒業から書く
「学歴欄」は、中学校卒業から記入するのが一般的ですが、中学校までの義務教育期間は評価につながりにくいので、高等学校入学から書いてもよいです。

高等学校以上は入学、卒業の年月日を両方とも記入します。

高校名を記入するときには、「○○高校」ではなく、「○○高等学校」と略さず記入します。
【大学中退をしたケース別】学歴の書き方
大学中退学歴の書き方のアイキャッチ画像
大学中退には様々なケースがあるので、ここでは大学中退をしたケース別の学歴の記入例を紹介します。

どのケースにも当てはまる注意点は、以下のようなものがあります。

  • 「中退」と略さず「中途退学」と記入する。
  • 退学届けを出した人も、退学届けを出さずに除籍になった人も、履歴書には「中途退学」と記入する。
  • 退学日は、退学通知書や除籍通知書などに記載されています。退学届を出した日や当該学期末が退学日になることが多いです。もし退学日がわからない場合は、大学に問い合わせて確認しましょう。
それでは、ケース別の大学中退学歴の書き方を見ていきましょう。

<大学中退者の記入例>
○年 〇月 △△大学文学部心理学科 入学
○年 〇月 △△大学文学部心理学科 中途退学
<通信大学中退者の記入例>
○年 〇月 △△大学法学部法律学科(通信教育課程)入学
○年 〇月 △△大学法学部法律学科(通信教育課程)中途退学
※ (通信教育課程)の部分については記載しておくとよいですが、省略しても問題ありません。

通信制大学も、学歴として書くことが認められています。

大学名で通信制とわかる場合もありますが、例のように通信制であることを()内に記載すると丁寧です。

<中退予定者の記入例>
○年 〇月 △△大学人間福祉学部社会福祉学科 入学
○年 〇月 △△大学人間福祉学部社会福祉学科 中途退学予定
中退予定の履歴書の書き方に決まりはありませんが、「中途退学予定」と記載することで、「どうして大学在籍中に就職活動をしているのかな」という採用担当者の疑問を解消することができます。

中退する日が決まっていればその日付を書き、決まっていなければ「就職が決まり次第中途退学予定」と書きます。

<大学中退後に再入学した人の記入例>
○年 〇月 △△大学理学部化学科 入学
○年 〇月 △△大学理学部化学科 中途退学
○年 〇月 △△大学理学部化学科 再入学
○年 〇月 △△大学理学部化学科 卒業
<大学中退後に編入した人の記入例>
○年 〇月 △△大学社会学部社会学科 入学
○年 〇月 △△大学社会学部社会学科 中途退学
○年 〇月 ◇◇大学経済学部経営法学科 編入
○年 〇月 ◇◇大学経済学部経営法学科 卒業
<大学中退後に専門学校を卒業した人の記入例>
○年 〇月 △△大学社会学部社会学科 入学
○年 〇月 △△大学社会学部社会学科 中途退学
○年 〇月 ◇◇専門学校衛生専門課程美容科 入学
○年 〇月 ◇◇専門学校衛生専門課程美容科 卒業
<高認や大検に合格後、大学を中退した人の記入例>
○年 〇月 △△中学校 卒業
○年 〇月 ◇◇高等学校 入学
○年 〇月 ◇◇高等学校 中途退学
○年 〇月 高等学校卒業程度認定試験合格 or 大学入学資格検定合格
○年 〇月 △△大学情報学部情報システム学科 入学
○年 〇月 △△大学情報学部情報システム学科 中途退学
高認や大検は基本的に資格ですので、学歴欄だけでなく、資格欄にも記載することができます。

学歴欄にだけ記載することが多いですが、資格欄にも記載する場合は以下のように記載しておきましょう。

「資格欄」
○年 〇月 高等学校卒業程度認定試験合格 or 大学入学資格検定合格
【中退理由別】大学退学理由の書き方
大学中退者が履歴書を書くとき、「大学中退理由は書いた方が良いの?」と疑問に思う人が多いです。

結論から言うと、中退理由を書くことで応募者の人物像が把握しやすくなるので、書いた方が採用選考で有利に働きます。

しかし、どんな中退理由であっても書いた方が良いという訳ではなく、中退理由によって書く・書かないを判断することが大切です。

中退理由によって応募者の印象が良い方にも悪い方にも変わるからです。

<書いた方が良い理由>

やむを得ない事情や、前向きな理由で中退した場合は、採用担当者に納得してもらいやすいので書いた方が良いです。

病気が理由で中退した場合は、現在は完治していることや、仕事には支障がないことを書きます。
○年 〇月 △△大学外国語学部英米語学科 病気で長期入院のため中途退学 (現在は完治し、フルタイム勤務可能)
○年 〇月 △△大学理工学部土木工学科 家庭の経済的な理由により中途退学
○年 〇月 △△大学文学部教育学科 英語習得を目的とした留学のため中途退学
○年 〇月 △△大学法学部経営法学科 親の介護のため中途退学
介護が理由で中退した場合は、「介護ヘルパーに頼むことができた」など介護をする必要がなくなったことを面接で伝えると、「仕事をはじめてからも介護が必要になるのでは?」という面接官の心配を取り除けます。

<書かない方が良い理由>

書類選考の通過者だけが面接を受けられる企業の場合、採用担当者は書類だけでどんな人物かを想像しなければいけません。
  • 授業についていけなかった
  • 大学に魅力を感じなかった
  • 人間関係に悩んだ
といった中退理由を書いてしまうと、「忍耐力が乏しく、仕事も続かないのではないか」と思われて、面接に進むことさえ難しくなってしまいます。

自分の印象が悪くなる内容を、自ら書く必要はありません。

大学中退理由が後ろ向きな理由であった場合は、明確な中退理由を示さずに、以下のように記載します。
○年 〇月 △△大学理工学部土木工学科 一身上の都合により中途退学
大学中退理由を履歴書に記入しない場合でも、必ず面接で大学中退理由について質問をされるので、マイナス印象にならない返答内容を面接に参加する前に準備しておきましょう。

面接での大学中退理由の伝え方については、以下の記事で解説しているので参考にしてください。

大学中退理由ランキングと理由別の面接回答例文14選の画像大学中退理由ランキングと理由別の面接回答例文14選

「職歴欄」にはアルバイトの職歴を記入する
アルバイトの職歴は、履歴書に記入しなくても問題ありませんが、正社員として就職をしたことがない場合は、アルバイトの職歴を評価してもらえる場合があります。

大学中退後のアルバイト経験はもちろん、大学在学中のアルバイトも書くことができます

特にアルバイトの仕事内容が、志望職種に関係のあるものであれば、評価される可能性が高いです。

たとえアルバイトとは言え働いた経験であることに変わりはなく、何も書かないより応募者の人物像が伝わりやすいです。

以下に、アルバイトの職歴を履歴書に書く場合の記入例を掲載しているので、参考にしてください。

<大学中退後のアルバイトの記入例>
学歴・職歴
学歴
○年 〇月 △△中学校 卒業
○年 〇月 △△高等学校 入学
○年 〇月 △△高等学校 卒業
○年 〇月 △△大学経済学部産業経営学科 入学
○年 〇月 △△大学経済学部産業経営学科 中途退学
(空白)
職歴
○年 〇月 株式会社△△入社(アルバイト)
〇〇百貨店でアクセサリー販売に従事
新人アルバイトの指導や、店長補佐として業務に携わる
○年 〇月 現在在職中 あるいは 自己都合により退職
以上
学歴と職歴を同じ欄に記入する形式の履歴書を利用する場合は、まず学歴を記入して、次の行を空白にします。

そして、空白行の次の行に「職歴」と書いて、その次の行からアルバイトの職歴を記入します。

複数のアルバイト経験がある場合、それらの経験がアピールになると考えるのならば記入してもよいですが、あまりに多く短期間に転職していると、仕事を続けることが苦手な人ではないかと思われる可能性があります。

アルバイトの職歴は、高額の給料をもらっていて、厚生年金に加入していた場合を除いて、他社が知ることはほとんどできません。

ですので、アピールになりそうなアルバイト経験だけを選んで記入しておくとよいでしょう。

職歴を書き終わったら、次の行に右詰めで「以上」と書きます。

3. 【見本付き】履歴書右側の書き方

履歴書の右側は自分で文章を考える部分が多いので、人柄が出ます。

書類選考のある企業の場合、採用担当者は書類だけで応募者の人物像を把握しなければいけません。

大学中退していると、どうしても多少マイナスイメージが付いてしまうので、履歴書の右側で自分の長所や入社意欲をアピールすることが大切です。

大学中退者の履歴書右側見本

「免許、資格欄」には取得済み・勉強中の両方を記入
免許、資格欄には、取得年月日と、取得した免許名、資格名を略さずに正式名称で記入します。

取得者数が多い「普通自動車運転免許」が、営業職やドライバー職など、さまざまな仕事で必要とされるので、所持している場合は忘れずに記入しましょう。

資格は、勉強中という人も多いと思いますが、そのような場合は以下のように「勉強中」と記入することで、仕事に向けて努力していることをアピールできます。

※平成〇年□月△日現在 ○○の資格を勉強中

資格を何も持っていない人や保有資格が少ない人は、「ここでまた評価が下がってしまうのではないか」と不安に思うかもしれません。

しかし、仕事に関係する資格や、取得が難しい資格でない限り、資格によって特段評価が上がることはありません

そもそも社会人未経験者を歓迎している企業は、一から育てようと考えているので、資格が無くてもあまり気にする必要はありません。

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「趣味、特技欄」は前向きなエピソードを記入
趣味、特技欄の内容が採用選考に大きく影響することはありませんが、面接で話題に上がることが多いので、一つは記載しておきましょう。

基本的にどのような趣味でもかまいませんが、端的に前向きなエピソードを加えると応募者の人柄が伝わりやすいです。

例)

趣味:料理
高校生の頃から毎朝自分でお弁当を作っています。

特技:早起き
中学校のバレー部の早朝練習で身に着けました。中学生の頃から遅刻をしたことがありません。

このようにエピソードを書いておくと、「誠実に元気に働いてくれそうだな」とよい印象を持ってもらえたり、話題も広がりやすいです。
「志望動機欄」は書く前に企業研究をする
履歴書の志望動機欄には、「なぜその企業を志望したのか」について記入します。

志望動機欄を記入する際には、1社1社企業研究をしてから、志望動機を考えるようにしましょう。

企業研究をしなくてもうまく書けるという人もいますが、企業研究をしている人の履歴書と比べると志望度が弱く見えることが多く、企業側の評価も低くなることが多いです。

志望動機は、「風通しのよい社風に惹かれたから」といった他の企業でも通用しそうな内容ではなく、
  • その企業だけの強みや特徴を把握し、競合他社ではなくその企業だからこそ入社したいという思いが伝わる内容
  • 入社後にしたいことを具体的に書く
  • 自身の経験や性格がその企業でどう活かすことができるか
といったことを意識して作成すると熱意が伝わりやすいです。

以下に、職種別の志望動機の例を掲載します。

<営業職への志望動機>

私は調理器具の提供を通じて、忙しい人が楽しく料理をするお手伝いがしたいと思い、貴社を志望しました。学生時代の一人暮らしをきっかけに料理が好きになったのですが、忙しい時は料理を面倒に感じることもありました。そのような時、貴社の調理器具は、使用者目線のアイディアと工夫で料理の手間を少なくしてくれるので、面倒な時に料理をする原動力となりました。貴社にしかない発想や、できるだけ価格を抑える企業努力に感銘を受け、貴社の製品の素晴らしさをもっとたくさんの人に知ってもらいたいと営業職を希望しています。
入社後は、アパレル販売のアルバイトで身に着けた「相手の気持ちを聞き出す力」を活かし、取引先の要望を聞き出します。そして、一つ一つの取引先に合った提案のできる、顧客満足度では負けない営業マンになりたいと考えています。

<事務職への志望動機>

私が事務職を希望した理由は、高校生の頃から5年間アルバイトをしていたパン屋で、経理の一部を任されてた経験から、数字を正確に管理する楽しさと、事務職は一緒に働く社員の手助けになることを学んだからです。
私がアルバイトを始めた頃は、店長がパソコンが苦手だっため全てが手書きで効率が良くなく、経費も合わないことが多かったです。そこで私は、パソコンが苦手な店長もひと目で支出が分かる出納帳をExcelで作成しました。結果、分からない経費がなくなり、計算に時間を割いていた店長の勤務時間を短くすることもできました。 貴社の商品は、食品会社の中でもユーモアが溢れていて、見ても食べても楽しくなります。以前新聞のインタビューで、そのような商品を開発するには社員の心のゆとりが大切だと社長が仰っていて、大変感銘を受けました。入社後は、事務職としてのスキルを高め、一緒に働く社員が余裕を持って働けるよう努めます。

<ITエンジニアへの志望動機>

私が御社を志望した理由は、多くの人が活用するスマートフォンのアプリ開発に携わり、日々の生活をさらに快適にできるお手伝いがしたいと思ったからです。始めはゲームが主流だったアプリですが、現在はネットショッピングや美容院予約、レシピ動画や漫画など、その市場は多岐にわたっています。このように数えきれないアプリがある中で、私が感銘を受けたのが貴社のダイエットサポートアプリです。無料にも関わらず、食事のカロリー計算や消費カロリーの計算など、他のダイエットアプリとは一線を画したサービスの良さで、私自身5キロのダイエットに成功しました。
私も人の生活をより豊かにするようなアプリが作成したいと思い、独学ですが3つアプリを作成するなど、パソコンスキルには自信があります。入社後は、常に上を行くアプリを作成するために、よりスキルの向上に努めます。

「自己PR欄」には他の欄で書けなかった企業に評価されることを記入
自己PR欄には、企業に求められることで、他の欄に書かなかった「技術や知識」「経験したこと」などを書きましょう。

仕事経験のない人が、企業から求められるもので、他の欄に書けないものには、「○○力」という言葉で表されるものが多いです。
  • 「コミュニケーション力」
  • 「忍耐力」
  • 「継続力」
  • 「リーダーシップ」
などです。

一言で「○○力があります」と書いても説得力がないので、具体的なエピソードを添えて説明しましょう。

<コミュニケーション能力をアピールする場合の例文>

私の長所はコミュニケーション能力があることです。 私は学生時代、人とのコミュニケーションを大切にしてきました。 具体的には部活動です。先輩、同期、後輩関係なくフレンドリーに話しかけることで信頼関係を築きました。 先輩には雑談はもちろんですが、部活の分からないことを率先して聞きにいくようにしました。 その結果、先輩から信用してもらい部長に推薦されました。 また、同期や後輩が悩んでいる姿を見かけたら率先して声をかけるようにしていました。 これにより、例年1人以上やめていた部活だったのですが、私が部長を務めた年は誰一人辞めることがありませんでした。 試合の後にも何が良くて何がダメだったのかコミュニケーションを部員全員ととることで、例年よりも良い成績に部を導くことができました。 貴社においても、社内、社外に関わらず、出会う人と良い関係を築きながら、営業成績を上げていきたいと考えています。

<忍耐力をアピールする場合の例文>

私は、忍耐力に自信があります。 高校ではバレー部に所属していたのですが、3年間毎日欠かさずに練習に励みました。 練習は大きな体育館で行いましたが、古い学校なのでクーラーはありませんでした。 夏場は特にキツく、むしむしした灼熱の体育館の中で走り込みなどを行っていました。 また、年に一度長距離のマラソン大会があったのですが、10位以内にゴールできると表彰されました。 一年目は11位で悔しい結果に終わってしまい、残り2年絶対に10位以内に入ってやると心に決めました。 そして残りの2年で9位と8位を取ることができました。 やはり長距離のマラソンなので道中もうどうしようもなく挫折しそうになるタイミングがありました。 順位なんかどうでもいいから諦めてしまおうかとすら思いましたが、今まで培ってきた忍耐力でどうにか乗り越えることができたと思います。 部活で身につけたこの忍耐力を活かして、貴社でも活躍できればと思います。

<継続力をアピールする場合の例文>

私は継続力に自信があり、継続力のおかげで英語力も身につけました。 私は、小学生から高校まで英語教室へ通っていましたが、週に1日しかなく、英語を習得するには回数が少なかったのです。 そこで、毎日英語のCDやDVDを見ることを決めて、継続して英語に触れ学ぶ機会をつくりました。 このように、自分で決めた学習のルールを約7年間続けました。 その結果、中学2年生で英検準二級に合格しました。 それ以降も学習を続け、高校受験では、英語を得意科目とし第一志望校に合格できました。 合格した高校では、英語の授業中にそれ以上のことを学べるように、教科書では触れないセクションに関しても自分で学習をしました。 学生の間に一度経験した、海外旅行では、街中で英語を使い会話をすることができました。 このような経験を通して、継続することの大切さを理解したので、仕事をはじめても継続して学び続けエンジニアとして活躍したいと考えています。

<リーダーシップをアピールする場合の例文>

私は、学生時代のソフトテニス部の経験を通してリーダーシップが身につきました。 チーム全体で強くなることを目標とし日々練習を重ねていく中で、最高学年になった時に後衛リーダーを任されました。 部員12人をまとめるために、自分なりにどのようなリーダーならついていきたいと思えるか、一緒に頑張ろうと思えるのかを考えました。 そこで、何事にも一生懸命に取り組む姿、周りのことがよく見えて、変化に気づき、その時々によって必要とされる言動を取れるリーダーが理想的であると考えました。 それからは、このようなことを常に行動できるよう意識をして、日々の部活動に取り組んでいました。その甲斐あって、ソフトテニス部全体の雰囲気が良くなり、地区の大会では優勝もすることができるようになりました。 このような経験を通して身についたことを、貴社でも活かしていきたいです。

「本人希望欄」は控えめに記入
本人希望欄には、
  • 希望給与
  • 希望勤務時間
  • 希望勤務地
などを記入するのですが、あまりにたくさん上げると、希望条件が少ない他の応募者と比べられた時に不利になります。

特に給与などの福利厚生に関しては、話に取り上げるのもタブーという雰囲気があるので注意が必要です。

特に記入する必要がない場合は、

「御社規定に準ずる」

としておくとよいでしょう。

ただし、勤務場所については、後々、実家に戻らなければならなくなり退職されると企業も困るので、ある程度考慮してくれます。

「御社規定に準ずる」としておくことが理想ですが、どうしても必要な条件である場合は、履歴書に書いておくとよいでしょう。

面接に進んだ際には、「転勤が可能かどうか」についても質問される可能性があるので、事前に答えを準備しておきましょう。

4. 浪人・留年・休学の記載の仕方

大学中退をした人には、浪人や留年、休学経験がある人もいると思います。

浪人や留年については、履歴書に書いてもマイナス印象を与えることが多く、書かなくても学歴詐称にならないので、基本的に記載しなくてよいです。

休学についても記載してもしなくてもよいですが、留学のために休学した場合などプラスの印象を与える内容の場合は記載するとよいでしょう。

<留学のために休学をした人の記入例>

○年 ○月 △△大学政治経済学部政治経済学科 入学
大学2年の4月より1年間カナダの○○大学へ留学のため休学
○年 〇月 △△大学政治経済学部政治経済学科 経済的な事情により中途退学

浪人や留年、休学について記載しなかった場合は、空白期間があったり、大学の在籍期間が長くなっていたりするので、その点に関して面接で確認される場合があります。

面接で質問された際に、答えられるように回答内容については事前に考えておくとよいでしょう。

5. 自己PR書を作成し熱意をアピールする

自己PR書は、職歴のない人が職務経歴書を作成するときに、履歴書の自己PR欄に書ききれなかった詳細なエピソードなどを書くために用いられることが多いです。

必要書類が履歴書だけの場合でも、熱意をアピールするために自己PR書を作成することもできます。

「未経験歓迎」や「学歴不問」としている企業は、学歴よりも熱意や人柄を重視することがほとんどなので、書類選考の段階で他の応募者よりもやる気をアピールできれば、その後の選考でも有利になります。

悩むことの多い自己PRの内容ですが、

  • 1.私の長所はこんなところです/私はこんなことができます
  • 2.1を裏付けするエピソード
  • 3.御社でこんな風に役に立ちます/御社でこんな風にキャリアを積みたいです

というのが基本的な流れです。

自己PR書も書き方に決まりがないので、自己PRの他に志望動機や大学中退理由など、採用担当者に知っておいて欲しいことを書いてもよいです。

例文など詳しい書き方は以下で解説しているので、参考にしてみて下さい。

職務経歴がない人の職務経歴書の書き方の画像職務経歴がない人の職務経歴書の書き方

6. まとめ

履歴書は書類選考だけで利用されるわけではなく、面接中も履歴書は見られています。

面接後に面接での評価結果が書かれた書類が加えられながら、1次、2次、最終と次々に面接官の手を履歴書が渡っていきます。

履歴書は、就職活動の最初から最後まで関係する書類なので、履歴書の内容はよく考えて記入しておかなければなりません。

マニュアル通りの履歴書を作る必要はありませんが、個性を出しながらも守るべきところは守っていくことで、よい履歴書ができ上がります。

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